増税の影響強し。百貨店、デパートの売上高2.5%減少

日本百貨店協会が発表した先月の百貨店売上高。前年同月と比較して2.5%減少という結果だったそうです。

消費税8%増税直後の4月の落ち込みは12%だったので、緩やかですが下落幅が小さくなってます。

しかし実感として景気回復スピード鈍く、安い物しか売れないって感じ。どっかのエコノミストだか政治家だったか4-6月期は落ち込むが7-9月はV字回復すると発言していたような気もします。

都市別の売上高

デパート売上高2.5%減は全国平均の数字で都市によって回復、悪化の格差が開いています。

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出典:日本百貨店協会・平成26年7月 全国百貨店売上高概況

協会が公開している全国百貨店売上の中から日本の主要10都市のみ抽出すると、唯一の売上増加は大阪の0.7%プラス。続いて全国平均より良い数字は仙台の-0.3%、名古屋の-0.6%、東京の-1.4%でした。

逆に全国平均より悪い都市は広島-4.4%、神戸-4.3%(大阪から近いのに)、京都-3.3%(観光客多いのに)、福岡-3.0%でした。

大都市によってもけっこうな差が開いてますね。(地方はもっと格差あり)

仙台の回復が早いのは復興需要で景気が良いからなのでしょうか。

8月のデパート売上は悪化?

4月の増税から徐々に持ち直してきている売上ですが、8月は厳しい数字が出そうな予感。7月は1回台風が通り過ぎただけで、全国的に概ね夏らしい天気が続きました。

8月の天候は・・・ご存知の通りです。ただし東京を除く。東京(関東地方)はまずまずの夏日が続きました。気象庁のエルニーニョ現象発生予想あたったのかな。

※参考:冷夏(エルニーニョ現象)で儲かるビジネスと打撃を受けるビジネス

 

続いて商品別売上高から「デパート売上にみる外国人観光客」について。