さくらレンタルサーバーの転送量とPV(アクセス数)目安
wordpressでブログを書いてたり、ウェブサイトを運営してたりすると気になる、
「何万PVまでサーバーは大丈夫なのか」、「急激なアクセス数急増にも耐えられるのか」という不安感。
そこでさくらのレンタルサーバーの転送量とPVの関係を調査&推測してみました。
公式発表の転送量
まず、さくらのレンタルサーバーで公表されている共用サーバープランの1日転送量の目安は以下の通りです。
この上限を超えると503エラーになるとのこと。また一時的なアクセス急増でもサーバーが耐えきれずエラー表示されるとのこと。※急激なアクセス集中(http503エラー)でも耐えられるレンタルサーバ。
- ライト:1日40GB
- スタンダード:1日80GB
- プレミアム:1日120GB
- ビジネス:1日160GB
- ビジネスプロ:1日200GB
実際のデータで比較
そこで実際に使っているさくらのレンタルサーバの使用状況(負荷状況)を表示してみました。
PVと転送量の関係
最もわかりやすい場所(7月30日)をピックアップしてみました。
この日は6207pvに対して1.08GB使用しているのがわかります。まあだいたい大雑把に計算すると約6000pvで1GBの転送量で良いと思います。
単純に計算すると
- ライト:1日24万pv(6000pv×40GB)/月間720万pv
- スタンダード:1日48万pv(6000×80)/月間1440万pv
- プレミアム:1日72万pv(6000×120)/月間2250万pv
- ビジネス:1日96万pv(6000×160)/月間2880万pv
- ビジネスプロ:1日120万pv(6000×200)/月間3600万pv
※月間pvは1日のpv×30日で計算
こんな結果になりました。
さすがにこれは大げさな数値かもしれませんね。実際こんだけアクセス数集めたら制限かけられそうです。
まあ個人サイト(法人サイトも)だったら使い切ることなんてできない十分すぎる転送量でしょう。
個人的な感想・評価
動的サイトor静的サイト
上の転送量の目安ですが、wordpressをインストールした状態での負荷です。キャッシュ系のプラグインも入れてない動的サイトなので重めとなってます。Movable Typeや静的HTMLで制作したホームページならもっと大きなアクセス数もOKだと推測できます。
Googleアナリスティックとアクセス数が異なる
さくらインターネットの使用環境では6000pvと記録されていたものの、アクセス解析で使うGoogleアナリスティックでは3000pv前後と表示されてました。これはGooglebot(検索エンジンロボット)などすべてのアクセスをさくら側ではカウントしているのではないかと予想。
要するにですね、現実的なページビューは上の上限転送量の半分程度だと思っていた方がいいでしょう。
アクセス急増時には・・・
あとは一時的なアクセス急増には転送量関係なく制限(503エラー)かけられるとのこと。
たぶんこのCPU使用時間が影響してそうなんです。公式サイトにはCPU○○使用時間以上したら制限かけます的な警告はありませんでした。ただ、この数字が跳ね上がったら発動されるのでしょう。
100万pvのブログでも平気なプランは・・・
計算上では全プラン余裕。でも現実的にはスタンダードプランではギリギリ、余裕を持たせるにはプレミアムプラン以上かなと。
個人的な評価を書くと「スタンダードプラン」でWordpressを入れると「スピードがもっさり(のったり)、ちょっと重い、ストレス溜まる」といった印象。プレミアムプランだと「サクサクでストレスなく早いスピード」こんな感想です。