紳士服、子供服、化粧品が好調。東京のデパートの売上高(7月)
「7月の全国百貨店売上高」からさらに東京に絞ったデータを調べてみました。
売上高は前年同月比1.4%のマイナス。全国平均2.5%減なので東京は売上回復傾向にあるといってよいでしょう。
また東京はショッピングを目的に外国人観光客が多く集まるエリアでもあります。
客数は変わらず
日本百貨店協会による各デパートのアンケートには、
1.入店客数が増加した:6店舗
2.変化なし:7店舗
3.減少した;6店舗
という回答結果。
つまり客数の変化はほぼ変わらずプラスマイナスゼロ。
お客さんはそれなりに入ったけど、1人あたりの購入金額(客単価)が減ったとデータから読み取れます。
商品別の売上
次に売れた商品、売れなかった商品のデータで見てみます。
※出典:日本百貨店協会・7月東京地区百貨店売上高概況
前年と比べて増加または横ばいだった商品は紳士服+2.4%、子供服+4.3%、その他衣料品+1.1%、化粧品+1.9%、菓子-0.1%、惣菜-0.6%。
全国平均のデータと比較してもほとんど一緒ですね。
逆に大きく販売が落ち込んでいるのは美術・宝飾・貴金属-9.6%、家電-12.6%。
高額な美術品やジュエリーは利益率高いのでデパートにとっては悩みの種となってそう。
外国人観光客のショッピング需要は?
「デパート売上にみる外国人観光客の増加」で紹介したように、外国人観光客の購買エネルギーってかなり強いようで、
東京のデパートもファッション関連商品や化粧品、お菓子類が軒並み好調な数字をたたき出してます。
1つ気になったのは家電の-12.6%減。全国平均だと+3.1%増加なのに東京はマイナス。
これは秋葉原あたりの家電専門店(ラオックス?)に客を奪われてしまったのか。