雇用統計後の影響。為替(FX)チャート編
雇用統計後のチャート。株価の影響に続きまして、為替の動向です。
雇用統計の結果
- 予想:20万1000人の増加
- 結果:14万2000人の増加
雇用者数は増えているものの予想よりかなり悪い数値(約6万人の差)となりました。
ユーロドルチャート
EUR/USDチャート。ロウソク足陽線(青色)が急上昇している場所が発表直後になります。
一瞬にして米ドルが売られユーロが急上昇(大量のユーロ買い)。
その後、50%ほど米ドルが買い戻されましたが、またユーロ高方向に進行しています。
ドル円チャート
USD/JPYの通貨ペアチャートです。
雇用統計発表直後はドルが売られ(円が買われ)る展開。円高ドル安方向へ真っ逆さま。
その後、ドルが買い戻されドル高円安トレンドへ。翌日には前日の急落したレート付近まで戻ってきてしまいました。
ユーロ円チャート
EUR/JPY為替チャート(合成通貨です)。赤矢印のロウソク足が雇用統計発表時です。
ユーロvs日本円ではヨーロッパ通貨ユーロの方が強いらしいです。ユーロ高円安の上昇トレンドが継続してます。
いや雇用統計後から加速度的に勢いを増しています。
ポンドドルチャート
イギリスポンド米ドル(GBP/USD)の通貨ペア。
こちらもドルが売られ、ポンドが上昇する雰囲気はあるものの・・・
どこか勢いがなく方向感のない相場に落ち着いてしまいました。
オーストラリアドル米ドルチャート
ラストはAUD/USD(豪ドル・米ドル)ペア。赤矢印が雇用統計。
髭を付けて瞬間的に豪ドルが上昇するも・・・、すぐにアメリカドルが買い戻されました。
その後、徐々にオーストラリアドル高方向に流れています。
まとめ
今回の悪い指標で米国では「年内利上げは無理だろう」的な雰囲気が漂っているそう。(TV東京WBS情報)
雇用統計の結果が悪い→利上げ先送り空気→ドル売り要因(ドル安)と見て良いのかなと。
今のところ通貨の強弱ランキングは、
ユーロ>豪ドル>米ドル=英国ポンド=日本円
と位置づけです。