経済指標トレードは難しい-FX初心者ガイド
初心者の頃は指標トレードに魅力を感じる・・・
FXを始めて間もない初心者の頃は指標トレードをチャンスと考えてしまいがち。
これ自身が体験してきたことです。実際にチャートが乱高下している時にポチッ、ポチッと売買を繰り返す。俗にいう指標スキャル。あれだけチャートが動いているのを見るとなぜかエントリーしたくなる誘惑に駆られます。負ける可能性を想定せずに、ここで1回勝てば大きなPips(利益)を稼げると。本能的な人間の欲なのでしょうか。
指標スキャルは難しい
実際にトレード経験のある人はわかると思います・・・、指標トレードは平常時のトレードより難易度が極めて高いです。初心者の方でそれでもトレードしてみたい人は、小さな金額(1万通貨位)ではじめることをお勧めします。
指標トレードが難しい主な理由は、
・理解できない為替の動き
まずは意味不明に乱高下するチャートの動きです。テクニカル分析がまったく役に立ちません。またダマシが入ることもしばしば。
・大きな利益&大きな損失
勝てば大きなpipsを稼げますが、負ければ同じ痛手を被ります。つまり勝率50%:50%。利益と損失も50%:50%ということです。損大利大。これって投機に近い。
・損切幅を小さくすると
ストップ(逆指値)の幅を小さくすると指標発表時に発生するチャートの乱高下で刈り取られます。
・約定力の問題
個人トレーダーが使っているFX仲介業者の取引システム。この約定力(注文クリックしてから処理に至るまでのスピード)で指標スキャルは無理。高速取引のアルゴリズムに勝てるわけない。
上級者なら勝てるのか?
個人トレーダーでも経験者であればあるほど、指標時は取引せず眺めている人が多いでしょう。経験豊富なトレーダーは指標発表後の為替の方向性(トレンド)が明確になるのを待っています。