スワップ金利とスワップポイント-FX初心者ガイド
スワップ金利とは
各国通貨には金融政策の違いにより金利差が生まれます。(低金利通貨と高金利通貨)
FXには低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、その金利差をスワップポイントとして受け取れる仕組みがあります。
例えば セントラル短資FXの場合(13年8月現在)
日本円を1万通貨売って、オーストラリアドルを1万通貨買うと58円のスワップポイントが付きます。
スワップ金利は毎日受け取れる
上で説明したスワップポイントの58円ですが、毎月ではなく毎日付与される金額です。ただしオーストラリアドルを保有し続けた場合に限ります。銀行の金利と比較しても非常に有利な金利です。
このようにスワップ金利を目的にした中長期的運用をする投資家も存在します。
高金利通貨を売ると逆にマイナスになる
スワップ金利のメリットを挙げましたが、
今度は逆に高金利通貨を売って、低金利通貨を買った場合。
先ほど同じセントラル短資の場合
オーストラリアドルを1万通貨売って、日本円を買うとマイナス61円の金額が差し引かれます。
しかも毎日引かれます。
高金利の通貨を探してみる
現在、スワップポイントの高い通貨をホームページで確認してみたところ、
1.オーストラリアドル
2.ニュージーランドドル
この辺が高金利になっていました。
昔は南アフリカランドが高かったみたいですが、リーマンショック後の金融政策で失ったようです・・・。
あとはマイナー通貨のトルコリラあたりでしょうか。
各国の金利政策によって変化
スワップ金利は各国の経済政策・政策金利によって常に変化します。
今は高いスワップ金利を維持する豪ドルでも今後引き下げられる可能性もあります。
一方、低金利で魅力のない通貨も金利引き上げによってスワップ狙いの高金利通貨に化けることも。
スワップ金利狙いの注意点
高金利の通貨を買えばスワップポイントを毎日もらえますが、肝心の買った通貨が値下がりすれば損失を被るリスクがあります。
対応としては上昇トレンドのときに買う。逆相関関係にある通貨と一緒に買う。適切な位置にストップ注文を入れておくなどしておきましょう。
また高金利でもマイナー通貨(発展途上国)を運用するのは避けた方が良いでしょう。
会社によってスワップ金利は異なる
獲得できるスワップポイントですが、どこのFX業者でも一緒ではなく会社によって金額に違いがあります。
例えば現在のGMOクリック証券の豪ドル/円は66円に対しヒロセ通商は54円です。
このスワップ金利は会社間でも常に変化するので定期的に調べておきましょう。