ナンピンとは|金融用語
FXの2大悪トレード手法。「ナンピン」と「塩漬け」、今回はナンピンです。(株式投資で使われる用語)
絶対NGとされる2つの投資手法ですが、なんでも「ナンピン買い」トレードで勝っている専業トレーダーもいるとかいないとか・・・。よほどの熟練した、というか戦略を持ったトレーダーかそれとも「自己セールストーク」か・・・。
ナンピンとは
新規注文で買った通貨が下落した場合、さらに買い増して平均購入価格を下げる投資を「ナンピン」と言います。株式投資のケースは「買い」ですが、FXは売りでも入れるので、売り増すのもナンピン。平均購入価格が下がるので、もし少し値を戻せば損を出さずに決済できます。
典型的なナンピントレードの失敗例
最悪なナンピンパターンを投資家の心理状態(心の声)と一緒に紹介します。(上の画像を参照)
「価格が上がりそうだ、ロングポジションで買い注文しておこう」
「うわっ、買った価格より下がったな、でもすぐ下に抵抗線があるから反発して上昇するだろう」
「よしっ、抵抗線付近で買い増そう。」
「全体の取得価格が下がったから半分値を戻せば損益ゼロだ。そこで決済すればいいか。」
「しまった、抵抗線を下ブレイクしてさらに急落しちゃった・・・どうしよう」
という流れがナンピン買い増しトレードの損失拡大例です。
思い通りに抵抗線で反発すれば損失を被ることは避けられますが、もし下ブレイクが起きると大損となります。
だからナンピンはハイリスクとされているのですね。