成行注文(なりゆき)とは。FX注文方法
成行注文の意味、使い方
読み方は「なりゆき」。
売買価格を指定せずに今現在の為替レートで約定させる注文方法です。スキャルピング、デイトレード、スイング、ポジショントレードとあらゆる取引で使われ、最も利用する頻度が高い注文方法。
使い方は新しいポジションを保有する際の新規注文のほか、利益確定や損切りをも成行で決済することができます。
メリット
相場の動きに合わせて買いたいときにいつでもオーダーを出せること。
勝率の高い買い場まで待ちながら自分のタイミングでエントリーできます。また基本的に約定拒否されることもありません。
デメリット
自分のパソコン側の為替レートを見て注文を出しても、実際に約定する価格は発注システム(FX会社のサーバー)側のレートになります。
例えば現在のドル円為替レートが「100円50銭」だとして、その瞬間に注文しても100円51銭で約定する可能性があります。つまり注文を出した時点での価格で売買成立する保証はありません。※約定を発注システムに任せるためスリッページが発生。
注文オーダーは自分で出さないといけないため常にチャートを監視していなければなりません。
また成行に似た注文方法として、指定した為替レートで約定させる(スリップさせない)マーケット注文(ストリーミング)なんてのもあります。