人口減少と不老不死。ミチオ・カク氏のNY白熱教育より
NHKニューヨーク白熱教室のミチオ・カク教授の講義より、人口減少と不老不死との関係のお話をざっくりと書きなぐってみました。
※ミチオ・カク氏について
日系3世の世界的な物理学者。ニューヨーク市立大学シティーカレッジ教授。確か、東日本大震災発生当時、原発事故についてABCだったか、CNNだったかで詳しく解説してました。
不老不死は実現するのか
理論物理学者と各分野における最先端の専門家の予想によると、未来は「人工知能・ロボット」、「ナノテクノロジー」、「バイオテクノロジー」によって変革するとのこと。
そして、ナノテクノロジーが癌など死の病を、死ぬことのない治る病へと変化させ、バイオテクノロジーがあらゆる人間の臓器&細胞を作り出すとのこと。
要するに「ミトコンドリア」だったかな?細胞レベルで正常なコピー分裂を繰り返し、新しい臓器を古くなった臓器と取替えることで不老不死はできるんじゃないのって結論。
人口増加と不老不死の矛盾
不老不死が実現すると、ますます人口が増えて人類滅亡の危機になる説についてカク教授は、
発展途上国のような農業を生業としている家庭は、子供は農作業を手伝う大切な働き手である。
子供=労働力=資産である。
だから子供を多く産み人口爆発が起こる。
先進国は・・・
一方の先進国の都市部に住む人々は、子供を産むと「教育費」が掛かる。都市に住むには「高い食費」「高い家賃」を払いコストも掛かる。子供=コストになる。だから自分達の生活水準を守るため、子供を産まなくなり、出生率が下がり、人口減少が起こる。
日本は先進国のなかで最初に人口減少が起こっている。ヨーロッパも時期にそのようになる。アメリカは移民によってなんとか人口増加を続けている。
要するにこれからは「人口減少と不老不死」という矛盾しない社会環境になる。
未来は夢のような暮らし
1915年、100年前の人々が2015年現在の生活を知ったら思うだろう。最先端の自動車、スマートフォン、パソコン機器をみて夢のような世界だと感じるだろう。
それでは2015年の我々が、2115年、今から100年後の未来の暮らしを知ったらどう思うのだろう。
きっと想像できない夢のような暮らしをしている可能性がある。
あらゆる分野でロボットが生活の中に存在し、人間は不老不死の生命を持っていても驚きではない。