天然水の利用シーンと消費者ニーズ。価格かブランドか。
消費者がペットボトル天然水を購入する際、価格(激安)で選ぶのか、それともブランドで選ぶのかを考察。
天然水(ミネラルウォーター)の利用シーン別に水の需要を比べてみたいと思います。
主に生活の中で頻繁に使うのは「料理用」「飲料用」「水割り用」「災害用」の4パターン。
1.料理用
スープ、煮込み料理などあらゆる料理の場面で入れる水。毎日大量に水を消費するのであまりペットボトルの天然水を利用するイメージはないです。(コスト掛かりすぎるからね)
このカテゴリーは「浄水器又は水道水」の水で調理するのが一般的だと。
2.飲料用
最近、東京都の水道水も質が高いという噂があるけど、「汚染や塩素」への不安からミネラルウォーターを愛用する人は多いでしょう。(たぶん水への信頼が低い都会ほど需要高)
そしてこの飲料用も「妊婦or赤ちゃん」のための水か、それとも「大人(成人)」が飲む水かによって購入する商品が変わるっぽい。
例えば「赤ちゃん用」であれば価格より品質&ブランドの信用を選ぶし、大人用ならホームセンターで激安品を買うという感じ。
3.水割り&製氷用
2.の飲料用に関連して3つ目は水割り用途としての天然水。「お酒」、「お茶」、「コーヒー」、「粉ミルク」用などに使われるミネラルウォーターです。
「軟水?」、「硬水?」、「ミネラル?」成分でコーヒーの味が変わるって聞くけど、そこまで水にこだわる消費者は極一部のニッチではないかなと。個人的にはね。
4.災害用
最後に地震など災害時に保存しておくためのペットボトル飲料。
特徴は
- 2Lペットボトル6本入りを箱買いする
- 低価格を重視する
- 保存期間の長さを優先する
あたりだと思います。災害用はまず単品で買いません。箱買い、まとめ買いであること。あとは安い値段の方に殺到するでしょう。実は災害用って天然水じゃなくても良いんですね、単なる水でも、とにかく「価格」と「長期保存」を重視ってことで。
以上4パターンを比較してみて・・・。
浄水器、ウォーターサーバーがライバル
4.の災害用(飲み水)は今のところペットボトル天然水しか選択肢ありません。ここに独占的なマーケットがありますね。
それ以外1.〜3.「飲料用」などは浄水器やウォーターサーバーが競合として存在します。
次回、その辺のライバル関係も考察してみようと思います。