ボジョレヌーボーの人気が低下しているらしい。理由は値段?競合?
毎年11月に解禁されるボジョレヌーボーの輸入量が減少しているらしいです。
輸入量は前年より約8%減の720万本。ピークの2004年の4割強減少-朝日新聞より引用
輸入量は54万箱(9リットル)で前年の6.9%減少と推定-日経ビジネスより引用
だそうです。
メディアによって減少幅違いますけど、人気が低下してきているのは事実なようです。
googleのトレンド検索で分析してみると、
確かに日本国内での検索ボリュームも減ってきていますね。
2004年11月の100をピークに、2005年は75、2004年は52・・・、そして昨年の2014年11月は9となっています。
今年はまだ集計途中ですが18と若干盛り返しているようです。(頑張れボジョレ)
人気が落ちている理由
そこで自分なりに人気が下がっている原因を探ってみました。
激安価格チープ説
まずはじめに安い価格で売りすぎてブランドイメージを壊してしまった説。
- ジョルジデュブッフボジョレーヌーボー 998円(Amazon)
- トップバリューボジョレーヌーボー 880円(イオンプライベートブランド)
- ロベールサルーボジョレー・ヌーヴォー 679円(ドン・キホーテ)
といった具合に。
あと、何年か前に登場した瓶ではなくペットボトルのボジョレヌーボ。
これもイメージを落としてしまったのかもしれませんね。
確かに瓶よりペットボトルの方が物流も効率的だし、値段が安いと広く普及し気軽にワインを楽しめる半面、
「特別な」とか、「貴重な」とかいうブランド力を傷つけてしまったのかと・・・。
アルコール離れ説
2つめは若者のアルコール離れ説。そこに少子高齢化の影響でワイン市場規模が縮小してきているのでは。
ノンアルコールビール、売れているらしいですからね。
バブルのイメージ悪化説
ボジョレヌーボーというと、どうしてもバブル時代の頃の匂いがします。
子供の頃、「解禁日に派手な若い男女がカンパ〜イ」っていうニュース映像を見てきたのが今の世代(20代〜40代)なわけで。
ボジョレのイベント=バブル=かっこ悪い
ような過ぎ去った過去のブーム的印象が植え付けられてしまっているのではないかと。
競合説
最後は競合説。フランス以外にもチリ産ワイン、オーストラリア産ワインなど品質の良いワインがライバルとなっている説です。さらに昔では考えられなかった日本産ワインも市場に参入してきています。