飲料メーカーのトマトジュースと産地(原産国)。国産は…。
ペットボトルのトマトジュースを買うときに必ずチェックする「産地表示」。
農薬リスクを避けるため外国産ではなく「国産(日本産)」を購入しようと思うも・・・、
ラベルに原産国表記のないものが目立ちます。(←たぶん意図的に)
そこで代表的な飲料メーカーの産地を調査してみました。
カゴメ
まずはトマトジュースと言ったらKAGOME。表ラベルにはトマト100%「濃縮トマト還元」とありました。
公式ウェブサイトで調べてみたところ、
【原材料の産地と表示】
- トマト(ストレート):日本
- トマト(濃縮還元):アメリカ、チリ、トルコ、オーストラリア、ポルトガル、日本
- トマト(濃縮還元)国産表記あり:日本
とのこと。
つまり上の画像の商品は「複数外国産トマト&一部日本」を時期に応じてミックスしているようです。
また国内外を問わず「農薬の管理に取り組んでいる」と安全性PRを掲載されていました。
デルモンテ(キッコーマン)
続いてデルモンテブランドのリコピンリッチ(濃厚リコピン1.5倍&食塩無添加)トマトジュース。
- 製造:日本デルモンテ株式会社
- 販売:キッコーマン飲料株式会社
と製造&販売会社が異なります。
両者のウェブサイトで産地を確認したところ、
「国内契約農家で育てたストレートトマト&世界中で調達したトマトをブレンド」
だそう。
また品質管理ページに、
1.「日本デルモンテで使用するトマトは、国産トマトだけでなく、アメリカや中国、ヨーロッパなど海外産トマトも調達している」
2.「国産トマトは契約栽培で品質管理を徹底」
3.「海外産はメーカーを訪問し産地状況確認、残留農薬等を品質検査し合格のみ輸入」
と掲載されていました。
伊藤園
最後に伊藤園の「理想のトマト」砂糖・食塩無添加トマト100%です。
この商品だけペットボトルラベル(画像下側)に産地表示が載せられていました。また品質管理のQRコードまで貼られています。(正直者)
トマトの原産地「ポルトガル・アメリカ」
ということです。
最終的な結論
- 濃縮還元は外国産の確立高い(濃縮して輸入、還元して国内製造)
- 産地無表示は間違いなく外国産(国産ならラベルにPRするはず)
スーパーマーケットにおいてリーズナブルな価格帯(100円~200円前後)で100%国産トマトのジュースは売っていない。
日本産はコスト的に2~3倍或はそれ以上値段が高くなると思われます。
ちなみにアマゾンで「デルモンテ国産 旬にしぼったトマトジュース」売っていました。
- 750ml×6本入り
- 価格は3140円
1本あたり523円・・・。