未来の飛行機の安全性は無人&遠隔操縦システム?パイロットという新たなリスク。
ドイツ航空会社の飛行機墜落事故の原因が「テロ」でも「エンジントラブル(故障)」でもなく、どうやらパイロットによる故意によるものが濃厚らしいですね。
テロ対策でコクピットと客室間のセキュリティーを強化したことが逆効果だったようで、客室→コクピットへの進入リスクは低下したものの、コクピット内が密室になるという新たなリスクが発生しました。
正直、パイロットが意図的に墜落させようとしたら乗客、客室乗務員の力では防ぎようないですよ。
世界中の航空会社が「常時コクピット内は2人とする」と緊急の対策案を打ち出していますけど、なんか不安は拭えないです。もし一方が加害行為に及んだら1対1になってしまいます。だから最低3人は欲しいところ。
そういえば未だ行方不明のマレーシア航空もパイロットが意図的に進路変更した説が有力なんですよね。
無人操縦&遠隔操縦が安全なのかも
で、将来的に最も安全な飛行機というのは「パイロットの裁量」と「人口知能の無人操縦」と「管制コントロールの遠隔操縦」のハイブリット型ではないかと。
優先順位でいえば、
- 通常は人工知能コンピューターを積んだ飛行機が操縦。(現在の自動操縦より高度な人工知能)
- パイロットはコクピット内から自動運転の安全確認および操縦の微調整を行う。
- 緊急時は強制的に管制塔から遠隔操縦するシステムに切り替わる。
みたいな。
最も強い権限を持つのは管制塔>パイロット>人工知能という順。
こうすれば「乗客によるテロ」も「パイロットによる故意の墜落」も防げる可能性が高くなります。
また人工知能が暴走したときはパイロットが制御し、通常は人工知能が操縦するからパイロットのヒューマンエラーを減らす。こうやってお互いを監視し合えば飛行機事故が減るのかもしれません。
技術的にも5年~10年以内の実用化できるんじゃないですかね。既に軍用には無人飛行機飛んでますし。