理想的な水素自動車とニーズ。安全性とか水素価格とか。
世界初のトヨタの水素自動車「MIRAIミライ」が発売されて、日本に水素社会が到来かなんてニュースで話題になる中、
実際に発売された(又は今後発売されるだろう)水素自動車と、(科学素人の)私が想像していた水素自動車のギャップがかなりあったのでそのあたりをちょっと。
1.水素価格
まず水素自動車の価格は高いけど想定内。だいたい700万円前後。(減税補助でもっと安くなる?)
量産するまで高価格なのは予想通り。しかも1台1台手作りらしいので。
驚いたのは水素の価格。いろんな情報源を収集してみると。
- 日本移動式水素ステーションサービス 1KGあたり1200円
- JX日鉱日石エネルギー 1000円/Kg
- 岩谷産業 1100円/Kg
- 東京ガス 1キログラム 1100円
と各社横並びの価格帯。トヨタの公式サイトによると、MIRAIの場合、満タンで約650Km走行できるようです。タンク容量は122.4リットル。
正直、水素って無料じゃなかったの?って。
なぜなら・・・
2.自宅で燃料補給するものだと
私は水(自宅の水道水でもOK)が燃料になると思ってから。
水道水でも、ミネラルウォーターでも何でも良いから水を水素自動車の燃料タンクに投入すると、
- タンク内で水を分解
- 水素を抽出
- そのまま燃焼又は電力化してエンジンを動かす
的な超未来型、省エネ、低コストカーだとばかり思ってました。
水が動力源だからもちろん無料だと。(水道水代だけ)
3.安全性は大丈夫?
2.で書いたように瞬間的に水から水素を抽出するだけなので安全性も高いと予想してたのが、実際は燃料タンクに大量の水素を溜める仕組みってのも想定外でしたね。
「燃焼さないから安全」と紹介されてましたけど、大型トラックと衝突して水素タンクがプシューって漏れ出しても本当に大丈夫ですかね?