アマゾンに学ぶ最適なEC通販用ダンボール梱包材

毎日何万個も商品を発送しているアマゾン。

ネットショップの梱包用ダンボール資材なら「アマゾンに学べ」ということで、
ダンボールを解体・研究してみました。

個人運営のネットショップ、中小企業のECサイトは参考になるはず。

1.ワンタッチで開封

ワンタッチで簡単に開封できるダンボール

開け口は1ケ所。ダンボールの切り取り線を引っ張るだけ。

2.商品梱包

ビニールで半真空状態
商品は納品書と共に、吸着するビニール素材で覆い半真空状態で梱包されています。

3.ダンボール底と商品を固定

ソフトな接着剤で商品固定
透明な柔軟性あるソフト接着剤が縦長に2箇所。
商品が完全に固定され「発送行程での破損」を防ぐ仕組みになっています。

4.両サイド

ダンボール接着剤で固定
左右両サイドもガムテープではなく、ジェルのような接着剤らしきものでワンタッチ固定。(簡単に剥がれました)

5.底面

底は一枚板のダンボール
ミカン箱タイプの底開閉式ではなく一枚板のダンボール。

「底面をガムテープでとめる」という作業工程ひとつ削減できます。

この梱包材のすごいところ

・接着剤のみで梱包している。
ガムテープを一切使わず、接着剤のみで封をする仕組み。
おそらくチューブのようなものから接着剤を出し、直接ダンボールに塗りたくるイメージ。
(ガムテープより効率的に素早く梱包作業できるのでしょう)
・ダンボールは簡易組み立て式
右端を貼り合わせ、左端を貼り合わせ、上蓋を被せて完成。
わずか3行程で組み立てられる設計。

・ダンボールの種類とサイズを統一
この手のタイプorもうワンサイズ大きなダンボールを原則使用。
種類を限定することで「梱包手順のシンプル且つ単純化」しています。

「小さい商品買ったのに巨大ダンボールで送られてきた」という購入者の意見(クレーム?)は、たぶん上記理由のため。
以上、合理的に設計されたアマゾンのダンボールのすごいところを並べてみました。

ネット通販(EC)の発送用ダンボールのニーズ(BtoB)