関西風vs広島風お好み焼き。関東で人気なのはどっち
地域のプライドもかけてか、あおりあおられ話題となる広島風お好み焼きvs関西風お好み焼き対決について。
関東(主に東京)ではどちらが人気なのか独断と偏見で書いてみたいと思います。
まず先に答えを言ってしまうと「関西風お好み焼きの方が東京では人気だと思われる」です。
その理由も単純で「関西風お好み焼きの方が簡単に作れるから」。
作りやすさでは関西風に軍配
広島風お好み焼き雑学&焼き方レッスンでも触れたように広島風は作り方が「複雑&めんどくさい」です。
関西風
- 生地に具材[キャベツ、魚介、肉など]を入れ混ぜ合わせる
- 鉄板にまるごと投入する
- 裏表を焼いてソースを掛ける
と極めてわかりやすく、シンプルなのに対し、
広島風
- 生地と具材を別々に分ける
- 鉄板に生地を薄く焼く
- 具材を生地の上に投入する
- ヘラで裏返して具材に火を通す
- 生麺を鉄板の端っこで焼く
- 卵を鉄板で焼く
- 麺&卵と生地[具材]を合体させる
- ソースを掛けて仕上げる
と作業工程が多すぎ。
まあ時間があるときに皆で作る楽しさ的な点で言ったら広島風の方が面白いのかもしれないけど、
誰でも手軽にササッとできる関西風に流れてしまうのは仕方のないことでしょう。
情報発信力の差
関東[東京以外の神奈川、千葉、埼玉でも]では「お好み焼き」っていうと大阪の印象が強いです。これはメディアに取り上げられる情報発信力の差なのか、それとも関東からの距離(広島より大阪の方が近い)の問題なのかわかりません。
やはりお好み焼き=関西>広島のイメージなんですよね。なぜか。
味に勝敗はなし
ただし味に勝ち負けはないと思います。関西風だろうが広島風だろうがレシピ、作り方はそれぞれこだわりがありますから。関西風が人気だからといって「関西風の方がおいしい」というわけではないでしょう。
一方、お好み焼き専門店では・・・
ひとつ興味深かったのは東京都内で「お好み焼き店(外食)」を検索してみると、関西風より広島風の店舗数が多かったこと。
もしかして自宅では関西風、外食では広島風?
これは「いつも(自宅で)関西風食べている」から「外では広島風食べてみたいね」という心理が働いているのかもしれません。