ギリシャ問題と為替(ユーロ、ドル、円)の動きを予測してみる
- ギリシャが債務返済できずデフォルト&ユーロ離脱した場合
- ギリシャへの支援延長で合意した場合
それぞれのケースが起こった時、為替レートの動きを予想してみたいと思います
まず現在の為替チャートを眺めてみる
とりあえず現在のチャートを確認。(大体9時〜17時頃)
左からEURUSD(ユーロドル)、EURJPY(ユーロ円)、USDJPY(ドル円)の15分足チャートです。
※詳しくはロウソク足チャートの見方を参考
東京時間(9時〜)はユーロ高(買い)、ドル安(売り)、円はもみ合いレンジ(売り買い交錯)の流れっぽい動きですね。
そこにヨーロッパ勢(15時、16時〜)が参入してきた所、EURUSDチャート&USDJPYチャートではドル高(ドル買い)に転じているのがわかります。EURJPYは荒いチャートで方向性を迷っている印象。
通貨の強弱はUSD>EUR≧JPYの順でいいと思います。(今のところ)
本日、日本時間未明にギリシャ問題が話し合われるそうなんで(最後の晩餐)、これが為替の行方を決定的にするのでしょう。
で、個人的な予想。
ギリシャがデフォルトした場合
ギリシャが借金返済できなくなって破たんしユーロ離脱が決定的となった場合。
ユーロが売られ、ドルが買われ、ユーロ安、ドル高、円はレンジor円安になると思います。
「米ドル>日本円>ユーロ」
通貨ペアチャートで説明すると「EUR/USDは下落」、「EUR/JPYは下落」「USD/JPYはレンジor上昇」です。
ギリシャ問題で合意した場合
逆にギリシャへの支援延長で合意した場合、
短期的には、ユーロが買われ、ドルが売られる、ユーロ高、ドル安、円はレンジor円高になると思われます。
「ユーロ>米ドル>日本円」
チャートでは「EUR/USDは上昇」「EUR/JPYは上昇」「USD/JPYはレンジor下落」です。
ただし、中長期的には米国の利上げ圧力で「USD>EUR≧JPY」のトレンドに戻ると予想しています。