進化したペットボトル。一方で再利用や工作はできない?
「ペットボトル軽く、持ち運びやすく、潰しやすく変わった」のつづき。
リサイクルや回収の手間暇が掛からず便利になった潰しやすいペットボトル。
新しくなったペットボトルは「薄く軽い・持ちやすい・潰しやすい」特徴があります。
その一方で失われた機能、デメリットもあり・・・。
メリットを挙げると
とりあえず長所は、
- 物流、リサイクル回収コスト削減
- 女性、子供でも手でつぶせる
- ゴミ捨て、スペースを取らない
- 持ちやすく、すべらない、注ぎでこぼさない
など、消費者にやさしいエコロジーなペットボトルに進化してきてます。
しかし昔の厚くて硬くて丈夫なペットボトルの強み、果たしていた役割を失ってしまったぽいんですね・・・
例えば、
デメリット
- 耐久性不足?洗って再利用には不向きなのでは
- 凍らせられないのでは
- 熱いもの入れると変形するのでは
- 子供の工作には使えないのでは
という点。
家庭で再利用できなくなる
まず耐久性の問題。各家庭では飲み終わったペットボトルを洗って乾かして別な飲み物に詰め替えて・・・、こんな再利用されている家庭も多いと思います。新型ペットボトルはその使い方に耐えられるか疑問、薄すぎて数回使いまわすとボロボロになってしまいそう。
ただ飲料メーカー側からすれば買い替えサイクルが早くなるんでメリットあるわけで・・・なるほど、そうかペットボトルのメーカーサイドやリサイクル業者、飲料メーカー側に立つと回転率上がるメリット大だ。
凍らせる&熱いものを入れる
これも耐久性と共通する問題で、凍らせると破損しそう、熱いもの入れると変形しそう(それ以前に薄すぎて熱くて持てない?)なんです。
子供の科学実験、工作に不向でしょう
最後に子供の科学実験や工作用のペットボトルで使えるかどうか。
昔の分厚いペットボトルに比べて加工は簡単だと思います。(ハサミでサクサク切れる)
でも「ペットボトルロケット」や「ペットボトルいかだ」など耐久性が要求される加工用にはどうも不向きっぽい。
- ペットボトルロケット・・・空気圧に耐えられず破裂、爆発しそう
- ペットボトルいかだ・・・ふにゃふにゃで障害物にぶつかるとプシューって穴が開きそう。
子供の創造力を育むための知育ペットボトルって重要。その役割を失われた代償は大きいのかもしれません。