コンビニで売れるパンと売れないパンの違い=食べやすさ[消費者心理]
セブンイレブンで売れ残っていた「シナモンロール」を買い、実際に食べて感じたこと。
もしかして「コンビニで売れるパン」と「食べやすさ」は関係しているのか・・・と。
シナモンロールは食べにくい。
様々なコンビニパンを食してきた中で一位、二位を争うくらい食べづらかったのがこの「シナモンロール」。※但し味はおいしい。
いくつか問題点を挙げると、
1.袋からパンを取り出す必要あり
このシナモンロール、底が紙カップで覆われており一度パン全体を取り出さなければなりません。
袋からちょっとだけパンの頭を出して手を汚さず(パンに触れず)「かじる」ような食べ方ができないのです。
2.砂糖がポロポロ落ちる
で、しかたなく袋から出して食べる手順を踏むわけですが、パクつく度に白砂糖が「ポロッポロッ」床に落ちる。
これ自宅に持ち帰って食べる人はまだ良いけど、オフィスや車内で食べる人には不満になるでしょう。
3.手がべたつく
さらにカップから剥がしながら食べなければならず、手が砂糖でベタベタになる。
これも仕事場や車内だと手が汚れて大変。
マーケティング担当(商品開発部?)の人はこのあたり考えて開発しなかったのか・・・。
売れない=食べにくい?
もしかするとセブンイレブンで「シナモンロール」売れ残っていた理由、「食べづらさ」も影響しているのではないかと。
- 手が汚れているから「パンに触れず」に食べたい
- 手を汚したくないから「食品に触れず」に食べたい
- 車の中に食べかすを散らかしたくない
- 仕事しながら片手で食べたい
コンビニで食事買う人って上記のようなニーズけっこう高いと思う。
だから無意識に「食べたい商品」且つ「食べやすい商品」を選んでしまうのでは。