ホットケーキとパンケーキの違いをビジネス的に考える
パンケーキとホットケーキ、それぞれニーズの違いから、
関連する商品、サービスをビジネス(マーケット)の視点で研究してみました。
とりあえず基本的なホットケーキとパンケーキの違いとは、
ホットケーキ
- 古く海外から伝わり、日本で変化・発展したのがホットケーキ(日本のホットケーキは和製英語だった件)
- 分厚い生地にはちみつ(又はメープルシロップ)をかけ、四角いバターを乗せたイメージ
- 老若男女、世代、性別に関わらず食べられる(特に子供に人気)
パンケーキ
- 海外(ハワイの人気店)から入ってきた比較的新しい食べ物
- 薄い生地にたっぷりの生クリーム、シロップ、フルーツ等が盛り付けられたイメージ
- 若い女性(特に10代)の支持率が高い
こんな感じで認識しています。(主観入ってます)
関連ワードから違いを調べてみる
次に、人々が検索するキーワードから細かいニーズを分析してみました。
googleによる検索ボリュームで比較してみると、
ホットケーキ関連の上位月間検索数
- ホットケーキミックス 90500回
- ホットケーキミックス レシピ 49500回
- ホットケーキ 40500回
- ホットケーキミックス クッキー 22200回
- ホットケーキ レシピ 14800回
- ホットケーキミックス ドーナツ 9900回
- ホットケーキ 炊飯器 8100回
この結果からなんとなくわかること、
それは「ホットケーキは自宅で作るものである」ということ、そして「自宅でつくるため材料やレシピ」を検索しているということ。
またそれは「わざわざお店(外食)に出かけて食べる」ニーズはないということを意味しています。
面白いと思ったのは「炊飯器」ですね。確かに「炊飯器 ホットケーキ」で検索すると、炊飯器を使った分厚いホットケーキの作り方レシピがたくさん出てきました。
ビジネスのマーケット的には原材料(ミックス粉)や便利グッズ等の製造販売に絞られてしまうのかもしれません。
利用端末
- モバイル(スマートフォン) 81.8%
- パソコン 11.6%
- タブレット 6.6%
ホットケーキ関連ワードを検索するのはスマートフォン端末が多数であることがわかりました。
ズバリ「スマホでレシピ画面を確認しながら焼いている」イメージでいいのかなと。
地域別検索数
- 東京都 21%
- 大阪府 11.6%
- 神奈川県 10.6%
- 愛知県 6.6%
エリア別でみると妥当な結果。
人口の多い都道府県、粉もの文化の大阪府が上位にランキングされています。
続いてパンケーキのキーワードを調べてみます。
パンケーキ関連の上位月間検索数
- パンケーキ 74000回
- 原宿 パンケーキ 27100回
- パンケーキ レシピ 27100回
- デニーズ パンケーキ 14800回
- パンケーキ 東京 12100回
- 表参道 パンケーキ 9900回
- 新宿 パンケーキ 8100回
- ビルズ パンケーキ 8100回
上位(3位)にレシピがありますけど、それ以外は全体的に「お店やメニュー」を探しているのがわかりますね。
つまり日本では「お店(外食)に食べに出かける」ものがパンケーキと判断して良いでしょう。
※海外パンケーキ人気事情と日本で流行るかもしれないパンケーキ
利用端末
- モバイル(スマートフォン) 80.9%
- パソコン 13.8%
- タブレット 5.2%
やはりスマートフォンからのシェアが圧倒してます。
これはスマホの保有率の高い「若い女性」が「屋外」でお店を探していることが想像できます。
地域別
- 東京都 32.6%
- 神奈川県 13.7%
- 大阪府 10.6%
- 愛知県 5.9%
東京がダントツ1位、大阪と神奈川が逆転しています。有名な店舗が集中しているエリアから検索されているのでしょう。
まとめ
パンケーキ屋をはじめるなら、
- モバイルを重視したウェブサイトを作ること(SNSを含む)
- 若い女性に魅力的なお店にすること
- 出店エリアは東京、神奈川(横浜)、大阪、愛知(名古屋)の何れかすること
まあいわゆる王道的な店舗づくりが求められているのかと。