さくらレンタルサーバーが独自SSLサービス開始。持ち込みも可能らしい

さくらssl

さくらのレンタルサーバーがいつのまにか独自SSLサービスを拡充していました。

いままで共用サーバーでは上位プラン(価格の高い)の「ビジネスプロ」でなければ独自SSLを導入できませんでしたが、今度は格安のスタンダード(515円)以上のプランで導入可能になります。

これで「さくら好きだけどSSL使えないから他社サーバーに行こう」と逃していた顧客を呼び寄せることができるかもしれません。(たいていエックスサーバーに取られてたと思う)

さくらSSLのポイントをまとめると以下のような感じ、

1.共用サーバーでは自分で独自SSL証明書を取得

さくらのスタンダード(515円)、プレミアム(1543円)、ビジネス(2571円)、ビジネスプロ(4628円)といった共用レンタルサーバーでは自分で独自SSLを取得し、インストール作業を行う必要があります。メリットは格安SSL、例えばラピッドSSL、ハイパートラストなんかも自由に選択できること。デメリットは他社で証明書を買ってきて、インストールしてと作業がめんどくさいこと。

他のレンタルサーバー業者なんかはワンクリックで簡単に独自SSLをインストールできるサービスありますけど、その分の種類を選べなかったり、料金が高かったりするケースが多いです。

2.複数ドメインでSSLが使える

IPアドレス単位ではなく、独自ドメイン単位でSSLが設定できる。(ビジネスプロではIPアドレス単位と独自ドメイン単位を選べるみたい)

つまり1つの共用サーバー内で複数ドメイン(ウェブサイト)を持っていたとして、そのすべてのサイトでSSLが設定できるということ。でもひとつデメリットがあって一部のブラウザではサポート対象外となっているそうです。

3.専用サーバー等では設定代行もあり

共用サーバーでは自分で取得&設定する必要があるのに対して、専用サーバー系プランではさくらがSSLの設定代行をしてくれます。

設定代行料金は21600円。

さらにSSL証明書取得費用として、

有名どころの「サイバートラスト」「グローバルサイン」「セコム」「シマンテック」など、3万円~8万円(年間)のコストが掛かります。

まあこれは中~大規模のウェブサイトorEC向けサービスですね。