エボラ出血熱の治療薬はZMAPPが一歩リードかな。
エボラ出血熱に感染していた2人の米国人が奇跡的に回復したようです。2人は未承認のワクチン、Zマップを実験的に投与されていました。
その前に、この生還の話題と前後して次のようなニュースも入ってきています。
「リベリア保険省によるとエボラ出血熱に感染していた病院関係者3人が、ZMAPP(Zマップ)を投与したところ病状に明らかな改善が見られる」
とのこと。
治療薬はZMAPPが一歩リード
先に感染していたアメリカ人は2人とも完治し既に退院。リベリアの医療従事者3人も回復傾向との流れを見る限りZMAPP効果があったことは間違いないでしょう。
ただ病院の責任者は「薬の効果があったかどうかはわからない」とお茶を濁しています。
でもね、エボラ出血熱の致死率は50%~90%なんですよ。確率的に2人感染したら1人は死亡する。2人とも治ったことが意味するものは明らかだと思います。
もしリベリアの3人が完治したらZMAPPの信用度は100%。
「エボラ出血熱の治療薬・ワクチンの現在地。実は開発は簡単?」
で紹介したように、現在実用化が期待されているワクチンは
- ZMAPP
- TKMエボラ
- 米プロフェクタス・バイオサイエンシズの薬
- ファビピラビル
の4種類。
その中でZMAPPが一歩リードした形。というかエボラ出血熱治療薬=ZMAPPでおそらく確定しそうです。
他3社の製薬メーカーはどう出るのだろう。