通貨ペアとロウソク足チャートの見方、読み方の基本
為替チャートの基本的な見方と通貨ペアについて。
見慣れていない人は「どっちがどっち?」と混同しがちなので覚えやすいコツ紹介します。
通貨ペアについて
株のチャートとは違い、為替チャートには通貨ペアなるものが存在します。例えば日本人に最も馴染みのあるドル円(USD/JPY)。
これはドル&円の強弱関係(高安)をチャートに描いています。これら通貨ペア(○○通貨VS○○通貨)はどの世界でも共通です。
※稀に日本のニュース番組ではわかりやすく解説するためドル円を逆転させて表示することもあり
主な通貨ペア
- USD/JPY(米ドルvs日本円) 通称:ドルエン
- EUR/USD(ユーロvs米ドル) 通称:ユーロドル
- GBP/USD(英国ボンドvs米ドル) 通称:ポンドル
- AUD/USD(オーストラリアドルvs米ドル) 通称:オージードル
- EUR/JPY(ユーロvs日本円) 通称:ユーロエン
- GBP/JPY(英国ボンドvs日本円) 通称:ポンエン
- AUD/JPY(オーストラリアドルvs日本円) 通称:オージーエン
チャートの読み方
次に為替チャートの見方。
「どちらが円安で・・・ドル高は・・・」と迷わない簡単な方法があります。
ズバリ「ペアとなる左側の通貨」を常に基準にして覚えましょう。
例えば
- USD/JPYだったら「USD」。
- EUR/USDだったら「EUR」。
- GBP/USDだったら「GBP」。
- AUD/JPYだったら「AUD」。
この通貨の価値が上がるか下がるかでチャートを読むことができます。
それでは具体的に見ていきます。
USD/JPYチャート
↑上のチャートを見てください。上昇(高い)してます。
これは「USD/JPY通貨ペア」の左側の通貨「USD(ドル)」が高くなっていると判断します。
つまりドルが買われる=ドル高です。
で、ドル高ということは、逆の通貨「JPY」は売られ(安い)ていることを意味します。
つまり下落、円安です。
↓続いてこれは・・・。
USDが値下がりしているのでドルが売られる=ドル安です。
ドル安なので、逆に円が買われる円高が進行しています。
EUR/USDチャート
↓今度はユーロと米ドルの通貨ペアを見てみましょう。
ここでも注目するのは通貨ペアの左側「EUR(ユーロ)」です。
チャートが上昇してますね。つまりユーロが買われる、ユーロ高です。ユーロ高ってことは反対のドルは値下がりので=ドル安です。
↑このチャートはユーロが下落してます。
「ユーロ安=ドル高」です。
いつも左側の通貨を基準に理解するとわかりやすいです。
もうちょっと他のチャート並べてみます。
AUD/JPY
オーストラリアドルvs日本円。
オーストラリアドル(AUD)の下落です。
「オーストラリアドル安、円高」。
EUR/JPY
ユーロvs日本円チャート。
左側の通貨ユーロが上昇してます。
「ユーロ高、円安」です。
GBP/USD
イギリスポンドvs米ドル。
ポンドが下落しているチャートです。
ポンドが値下がりなので、米ドルの価値が上がることです。
「ポンド安、ドル高」。
如何でしょう・・・これで為替チャートの見方・読み方は完璧に理解できたと思います。