ドルインデックス(Dow Jones FXCMとICE)について
主要な通貨ペアVSアメリカドル(USD)の強さを比較できるドルインデックス指数について。
為替(FX)トレードするならこのドルインデックス(先物)を分析することは極めて重要。ただ日本で「U.S. Dollar Index」をチャート表示できる業者(ソフトウェア)は極めて限られています。
日本人がFXで勝てない理由、こんな環境的不利な要因もあるような気がします。
で、主なドルインデックス指数(フューチャー)は2種類あり、その違いを比べてみると・・・
ダウジョーンズ FXCMのドルインデックス
Dow JonesとFXCMが共同で開発(?)した「Dow Jones FXCM Dollar Index」です。
USDに対しユーロ、イギリスポンド、日本円、オーストラリアドルを均等に組み入れています。
- EUR/USD 25%
- GPB/USD 25%
- USD/JPY 25%
- AUD/USD 25%
↑平等にバランスよく分けられているので、主要な通貨対アメリカドルの強さを分析可能。
チャートはこんな感じ。MT4でこのチャートを表示したければ海外のFXCMデモ口座から可能です。(但しCFD)
※MetaTrader4でドルインデックス(USDX)チャートを表示
ICEのドルインデックス先物
つづいて、インターコンチネンタル取引所(ICE)の「U.S. Dollar Index Futures」です。
こちらはUSDに対し、
- EUR/USD 57.6%(ユーロ)
- USD/JPY 13.6%(日本円)
- GBP/USD 11.9%(ポンド)
- USD/CAD 9.1%(カナダドル)
- USD/SEK 4.2%(スウェーデンクローナ)
- USD/CHF 3.6%(スイスフラン)
という割合です。ユーロのシェアが高いという特徴。
ICEのU.S. Dollar Index Futuresチャートを表示するとこんな感じ。上のダウジョーンズのドルインデックスと同じ時間帯を切り取りました。
比較してみると同じドルインデックスでもチャートに違いがあるのがわかると思います。
ちなみにこの時のEUR/USDチャートは、
こんな感じ。ドルインデックスと逆相関するように、ドルが買われチャートが下落(ユーロ安ドル高)となっています。
どちらが重要なのか
ICEのドルインデックス先物の方が影響力がある・・・というか強く意識されていると思われます。