「日銀の国債買い入れに限界ないのか」調べてみた
「政府が発行する国債を日本銀行が買い入れる・・・」これは永久に買い続けられるのか?
それともいつか限界に達するのか?疑問に思ったので調べてみました。
疑問
よく「日銀が国債買い支えているから暴落するはずない」という主張聞くけどこれは正しいのか?
日銀がザックザック大量にお金刷って、半永久的に国債購入し続けるなどできるのか・・・
こんな打ち出の小づち的なウルトラCできたらモラル崩壊するはずで、
いつか行き詰って信用不安引き起こすと思うわけです。
インフレ(出口戦略)がポイントらしい
そこでいろんなソース(ニュース)からヒントとなるポイントを調べてみました。
まずロイターの「ブラックホール化する日銀の国債購入」記事をピックアップ
物価上昇率が目標の2%に近づけば買い入れをトーンダウンさせるかもしれない、しかし日銀は市場での国債売却は困難を伴うだろう。日本政府は利回り(国債)を求めないようにするため社会保障費削減、財政引き締め行い、日本の経済は半永久的な停滞に陥る。
一方で、もし高齢化の日本にインフレが訪れなければ。日銀は国債を売却する必要はなく、ブラックホールのごとく永遠に飲み込まれ続ける・・・
出典:http://jp.reuters.com/article/2014/11/06/blackhole-idJPKBN0IQ07B20141106
日銀の木内審議委員「国債は無制限に存在する訳でなく〜(中略)〜仮に国債買入れに支障が生じるような事態が生じれば、(中略)金融市場の不安定性が一気に高まることも考えられます」
出典:http://bylines.news.yahoo.co.jp/kubotahiroyuki/20150909-00049331/
つまり
- いつ限界がくるかわからないけど、このまま半永久的に国債を購入できないよ。
- 今はデフレで日本をインフレにするため国債買って、代わりに市場にお金バラまいているよ。
- でもインフレ目標が達成できたら買わなくなるよ。
ということだと思います。
そして買わなくなるよ〜の出口戦略へ向かう時に「困難」が待ち受けているようです。
- 金融緩和終了(国債購入縮小)→買い手がいなくなる(誰が買うの?)
- 国債価格&金利のコントロールが難しくなる
- 政府は国債発行額を抑えなければならない→緊縮財政
の感じなのでしょう。
逆にもし「日本銀行がず〜っと国債買い支えてやる」的な政策を続ければ、
- 市場にマネーがじゃぶじゃぶ溢れかえり
- 日本円に対する信用が低下し(円が売られ)
- インフレがコントロールできなくなる・・・
となるのでしょう。
これはマーケット&日本人が「日本円」を信用できなくなり海外に資産逃避した時点でゲームオーバーとなる予感。