為替・通貨の相関関係-FX初心者ガイド
各国の通貨の相関関係についてまとめ。
通貨の相関関係と逆相関関係
通貨には非常に似たような動きをする相関関係と正反対の動きをする逆相関関係の通貨があります。
チャートを見てください。上側は豪ドル/円、下側はニュージーランドドル/円の通貨ペアです。日足の同じ時間帯を切り取ってみました。どうですか非常に似通った動きをしているのがわかります。
特徴としては
「同じ大陸・地域の通貨は似た動きをしやすい」ことが挙げられるでしょう。
具体的には
- 北米通貨:米ドル(USD)、カナダドル(CAD)
- オセアニア通貨:豪ドル(AUD)、NZドル(NZD)
- アジア通貨:日本円(JPY)、香港ドル(HKD)
- ヨーロッパ通貨:ユーロ(EUR)、英国ポンド(GBP)、スイスフラン(CHF)
等です。また資源国通貨(豪ドル、カナダドル)は金価格や原油価格などと連動するケースもあります。
相関通貨とトレード手法の考え方
トレンドを確認する
一般的には似たような動きをする通貨を同時平行的に分析する方法があります。
例えばオーストラリアドルとニュージーランドドル両方とも上昇トレンドだったら、「トレンドが強い」上がる可能性が高いと判断できます。
逆にオーストラリアドルが上昇しニュージーランドドルが下落方向を示したら価格転換に警戒を払う必要がありそうです。1通貨を分析するよりも2通貨同時に分析した方がトレードで勝てる確率が高まるでしょう。
逆相関通貨を買ってリスク分散(スワップ金利狙いのトレード)
スワップ金利を狙って投資する場合、通貨の値下がりによる損失が最もリスクになります。そこで高金利通貨を買って、相関関係にある低金利通貨を売ることでリスクヘッジすることも可能。
参考≫FXスワップ金利とスワップポイントについて