日銀のマイナス金利政策と世界の株価への影響

日銀金融政策決定会合でマイナス金利0.1%の導入が決まりました。

その後の日本を含む世界主要国の株価（先物）にどう影響を与えたのか、(短期的な)チャートの反応を見てみると・・・。

まずもっとも株価に影響を及ぼすであろう日本株（日経平均先物）から。

日経225

日経平均株価（先物）は｢日銀がマイナス金利導入～｣という日経新聞の速報と同時に激しく乱高下しました。（チャート画面左ロウソク足）

一瞬売り浴びせられた後、大きく買われ急上昇。そして1時間足らずで再び激しく売られて急落。（おそらく利食い）さらに反発（押し目買い）して上昇～、という一連の流れ。

結局この日は買いエネルギーが強く大幅上昇で終えました。

しかしながら株高の流れは続かず、翌週の月曜日は売り買い交錯しレンジ。火曜日には持ちこたえられず下落し始めました。このままだとマイナス金利による株高効果は一時的。※短期的な投機(投資家)が儲けただけか？

続いてニューヨークダウ平均は日銀のマイナス金利にどう反応したかというと・・・。

｢マイナス金利決定｣の予想外なニュースが効いたのか、その日は上昇一辺倒。

米国の悪い指標（GDP）結果出たにも関わらず反落しませんでした。

さらにアメリカの代表的な株価指数S&P500。

ダウと連動した株価の動き。火曜日から大きく売られています。

ハイテク株銘柄のナスダックです。

ナスダックは金曜日は上昇、翌週の月曜日もかろうじて上昇。しかし火曜日には前2日間で上昇した分を一気に売られてしまいました。日が変わって本日は上げる気配あります。

イギリスの平均株価FTSE100です。

日銀の政策金利が発表された金曜日は買いの流れを見せるも、翌週から株安のトレンドが続いてしまっています。日本のマイナス金利刺激策はイギリスに影響を及ぼさなかったようです。

ドイツ平均株価のDAXです。2日間（金曜、月曜）は売り買いが交錯するレンジ相場。火曜日には他国と同様に売りの勢いが強い。

日銀の政策金利発表後の3日間、チャートを観察した結果。