9月6日に発生した北海道胆振東部地震(M6.7)による北海道全域の停電被害。
この一件でデジタルな電子決済の欠点(デメリット)とアナログな現金の必要性を知ることができました。
【#北海道地震】北海道発祥のコンビニエンスストア「セイコーマート」(セコマ)の店舗網のうち茨城、埼玉両県内の93店で6日、電子マネーやクレジットカードでの支払いができない状態に。地震の影響で、同日夕の時点では「復旧のめどは立っていない」という。#地震 https://t.co/ZtxcoY4uIu
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) September 6, 2018
セイコーマート店舗網で電子マネー、クレジットカード支払いができなくなったニュース。停電のためホストコンピューターに繋がらないのが原因らしい。
停電すると電子決済が使用不可能に
災害などすべての電力系統を失ってしまうと、スーパーで、コンビニで「電子マネー」「クレジットカード」「QRコード決済」類が無力化するのですね。特にQRコード決済は電気だけでなくインターネット接続も必要なので、ネットが切断されるとさらに利用が難しくなる気がします。
そしてこういう緊急時に頼れるのは唯一「現金」のみだということ。例えレジが動かなくても電卓で対応可能。
営業再開のお知らせ。
本日9/8(土)よりヴィレッジヴァンガード札幌エスタ店は営業を再開しました。電気復旧していますので、クレジットカード、電子マネーご利用いただけます。
なお本日の営業時間は18時までとなっております。ご了承ください。— ヴィレッジヴァンガード札幌エスタ (@vvsapporoesta) September 8, 2018
札幌のヴィレッジヴァンガードも電気の復旧と共に電子決済復活。
北海道の地震で停電中でもセブンイレブンのレジは使える。非常用電源で稼働?電子マネー&クレジットカードの使用も問題ないことを確認しました。nanacoのチャージもOK
キャッシュレス派の私。こういう災害時は、電子マネーもクレカも一応使えるが、やっぱり現金が強いと思った。 pic.twitter.com/UttKcIf1CS
— Nami (@NamiChrome) September 5, 2018
※セブンイレブンのnanacoは使えたとの情報。
ただ非常用電源(発電機)を備えている店舗では電子マネー、クレジットカードの利用、問題なかったようです。
停電すると銀行ATMも動かず現金を引き出せないわけで、キャッシュレス派の人は焦ったのではなでしょうか。
将来的に
- 無人店舗での販売
- 電子タグ(ICタグ)でのレジ会計
- キャッシュレス決済
が普及してきたとき「災害&停電時」の問題をどう克服するのか。
キャッシュレス社会を推進しつつある日本で、今回の出来事は良い経験となったと思います。