「マレーシアに地震はあるのかないのか」に続いて、シンガポールの地震リスクを調べてみました。
シンガポールはマレーシアの隣国でありクアラルンプールとも距離近い場所。
シンガポールの地震の歴史
USGS(アメリカ地質調査所)のデータを利用し、過去100年間に地震が起こったエリアのマップデータを作りました。
- 白い○印は地震が発生した場所(震源)
- 赤いラインはユーラシアプレート(オーストラリアプレート)
- 赤い〇で囲ったエリアはシンガポールの位置
過去100年間でマグニチュード6以上の地震
(出典:USGS http://earthquake.usgs.gov/)
まず過去100年でM6.0より大きな地震で検索してみました。↑こんな感じです。
インドネシアのスマトラ島に集中していますのがわかります。シンガポール周辺ではこの規模のものは起きていません。
マグニチュード5.0以上
続いてマグニチュードを1ランク落としM5.0以上で調べてみました。
それでもシンガポールは無傷です。スマトラ島の○印が増えただけでした。
地震があるかないかで検索
(出典:USGS http://earthquake.usgs.gov/)
さすがに「過去一度も地震起きてない」なんてことないだろうと・・・マグニチュード1.0以上で調べてみました。
結果は、、傷ひとつ確認できない真っ白なマップです。
ちなみにシンガポールから最も近くで起きたのは、1点だけポツンとある「ブルーの○印」
- 2008年5月25日 マグニチュード3.8
を震源とした地震でした。
日本からすると羨ましいくらい地震の少ない国です。
結論
- 調べた範囲内ではシンガポールを震源とする地震は全く起こっていない。(震度計自体設置していない可能性もある?)
しかしスマトラ島で発生した巨大地震波が大地を伝わりシンガポールを揺らすことはあるようです。
そしてこのデータは直近数十年~100年間であり、数百年単位、数千年単位の記録は残ってません。東日本大震災のように1000年に1度、また数千~数万年に1度の地震が起こらない保証はありません。