2016年9月26日、北海道の浦河沖で起こった少し規模の大きな地震について。
同じ日(26日)にわずか3時間の間隔を置いてマグニチュード4~5クラスが立て続けに2度発生しています。
(出典:気象庁地震データベース http://www.jma.go.jp/jma/index.html )
具体的な地震リスト
- 2016/09/26 11:24:36:深さ72Km。規模M4.8。最大深度3
- 2016/09/26 14:13:24:深さ29km。規模M5.4。最大震度4
一回目が11時24分頃M4.8/深さ72Km(オレンジ色の○)と深めの地震。その約三時間後には二回目の14時13分頃M5.4/深さ29Km(赤色の○)と少し浅い震源で発生。
(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)
高感度地震観測網(Hinet)を使い、同エリア(北海道浦河沖)で過去30日間に発生した震源も表示してみました。上の図から太平洋プレート全体の沈み込みに沿って震源が浅い→深い場所へ移動しているのがはっきりわかります。
で、26日に立て続けに発生したM5クラスの地震、
どうも「同じエリアに沈み込む太平洋プレート(日本海溝)の深い場所から浅い場所へ」直線上に連動した感じがあります。
つまり最初に深さ72Km地点でプレートが少しズレ(岩盤破壊)、その影響を受けた浅い地点(深さ29Km)にも連鎖して起きた・・・。
もしズレる範囲が広範囲だったらプレート境界型の大地震にも繋がっていたのかと。少し不気味さを覚えました。
但し、逆にM5クラスが定期的に起こることでプレート内ひずみのストレスが開放された、という楽観的な考え方もできるかも。