地震保険に加入する際の保険料率。「建物構造」と「所在する地域(都道府県)」により支払い金額が異なっており、この金額差から地震リスクの高い地域、低い地域がある程度読み取ることができます。
危険度の高いエリアで現実に地震が起きるかどうかは別として、とりあえず国や研究者は「この地域は危ない」と判定している場所です。
今回、この情報をもとに危険な都道府県をランキング化(上位ほど安全)してみました。
※2014年7月1日に料率改定されたデータを参考。
※料率は人口密度も加味されているのかもしれません。
ランキング1位グループ
- 東北:岩手県・秋田県・山形県・福島県
- 関東甲信:群馬県・栃木県
- 東海北陸:富山県・石川県・福井県
- 中国四国:鳥取県・島根県・山口県
- 九州沖縄:福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県
このグループは一番保険料率が低い地域。つまり大地震に対するリスクが低いと判定されています。
東北4県、九州地方に多いですね。あと日本海側エリアも安全と評価されている傾向が見て取れます。
ランキング2位グループ
- 東北北海道:北海道・青森県・宮城県
- 甲信越:新潟県・長野県
- 東海:岐阜県
- 関西:滋賀県・京都府・兵庫県・奈良県
- 中国四国:岡山県・広島県・香川県
- 九州:大分県・宮崎県・沖縄県
次に安全とされている地域です。1位~2位グループの中に北海道&東北6県すべて含まれていました。
東北は東日本大震災が起きたので、今後数十年は平穏期が訪れると判断されているのでしょうか。
ランキング3位グループ
- 関東:茨城県・山梨県
- 四国:徳島県・愛媛県・高知県
四国3県が入ってます。南海地震のリスクは考慮されているのか疑問です。関東はさらに大地震リスク高いらしい。
ランキング4位グループ
- 関東:埼玉県
- 関西:大阪府
関東の埼玉県、関西の大阪の2カ所。そんなに地震が多い印象のある地域ではありません。
ランキング5位(最下位)
- 関東:東京都・神奈川県・千葉県
- 東海:静岡県・愛知県・三重県
- 関西:和歌山県
最下位グループです。人口も多く、首都直下地震&東海地震がハイリスクと判断されているようです。