北海道の内浦湾を震源とする地震が発生。その揺れの大きさと過去の地震、現在の余震状況について調べてみました。
直近7日間に発生した地震
(出典:防災科学技術研究所Hinet http://www.hinet.bosai.go.jp)
過去1週間に起きた震源だけ表示してみると、目立つのは赤い丸の塊(16日に発生したM5.3)一カ所だけです。
過去30日間に期間を延長してみても、
(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)
今回発生した震源エリアに目立った変化を確認できませんでした。
つまり日常的に活発な活動エリアではなく、突発的に起こった地震だと思われます。
基本情報
気象庁発表の地震詳細は以下のとおり。
- 震源:内浦湾
- 日時:2016年6月16日14時25分頃
- 緯度経度:北緯42.0度、東経141.0度
- マグニチュード:M5.3
- 深さ:約10Km
- 揺れの大きさ:震度6弱函館市(渡島地方東部)
googlemapで緯度経度を入力してみると、この場所を指示しました。
震源は内浦湾となっていますが、かなり太平洋側寄りです。
函館市で被害がない理由
震源から函館市の中心街までの距離を測ったところ「約34Km」。
(赤いポイントが中心部)これだけ離れているためほとんど被害はなかった模様。
函館市といっても広く、市内東部の人がほとんど住んでない地域で震度6弱を観測したのでしょう。
余震活動
気象庁の地震リストで余震発生状況を調べてみました。
M5.3地震の後、16日だけで
「127回」ほど余震が発生しています。マグニチュード規模は1.0~3.0程度。
本日17日現在も続いているようです。
前震、前兆?
そしてもう一つ、前震のような活動を見つけました。
M5.3(14時25分頃)が起こる数時間前、午前9時5分~15分のわずか10分間ですね。
「M2.2/M2.6/M1.8/M2.1」と立て続けに4回ほど、ほぼ同じ震源域で小さな地震観測されていました。
これは予兆だったのでしょうか?