福岡県行橋市で起きた地震の分析




先日7日~9日に掛けて福岡県行橋市を震源とする地震が発生しました。

実はこの場所「九州及び福岡県の中でも地震が少ない地域」だと認識していました。

詳細は

福岡県の過去の地震。地震の少ない安全な地域と多い危険な地域

をご覧ください。

そして今回発生した地震の詳細は、

行橋市の地震

(出典:気象庁地震データベース)

  • 11月7日:M3.1(震度2・深さ8Km)
  • 11月9日:M2.6(震度1・深さ8Km)
  • 11月9日:M2.9(震度1・深さ8Km)

の合計3回、非常に浅い場所で比較的小さな地震がピンポイントで発生。

※その後の余震は収まっている様子。

熊本地震の影響?

これは熊本地震の影響で波及した地震なのかHinetで最近7日間に起きた震源を確認してみたところ、

九州の地震

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)

余震域から全く関係のない、かなり距離の離れた地点で起きているのでおそらく違うのではないかと。

鳥取、島根、山口の地震と関連?

もう一つの可能性は鳥取地震を含む中国地方(日本海側)で頻発している地震の影響。

Hinetの地図を拡大すると。

中国地方の地震と九州への影響

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)

直近、30日間で発生した震源マップです。

青いラインで囲んだ場所:鳥取→島根→山口と一本の線(帯)のように震源が伸びてるのわかるでしょうか。

最も右端の塊は鳥取地震の余震集中エリアです。

そして最も左端、山口県からさらに延長すると福岡県行橋市があります。

つまり中国山陰地方の地震集中帯が、海を越えて行橋市まで影響(刺激)を与えた結果ではないか・・・と分析してみました。