富士山噴火の発生間隔(周期)。次の噴火はいつ頃か…。




歴史で学んだ宝永大噴火(1707年)。富士山が最後に噴火してから300年以上鎮静化している今現在、次の噴火はいつ起こるのか?過去の活動間隔からその発生周期を調べてみました。

富士山の噴火歴史

富士山周辺では過去数十万年~数百万年前から繰り返し活発な活動をしていたようですが、発生時代が曖昧なので歴史文献が残っている時期のみ抽出してみました。

参考にしたのは以下のサイト。

時期 活動 周期|間隔
 781年 噴火
 800年~802年 大規模噴火 約19年
 864年~866年 貞観大噴火 約62年
 937年 噴火 約71年
 999年 噴火 約62年
 1033年 噴火 約34年
 1083年 噴火 約50年
 1435年 噴火 約352年
 1511年 噴火 約76年
 1707年 宝永大噴火 約196年
 2018年現在~ 約311年

↑それぞれ発生した時期、活動規模、前回の噴火との間隔です。この事実からわかることは、

  1. 700年代後半~1000年前半は数十年の短い間隔で噴火
  2. 1083年~1435年まで最長352年静穏化
  3. 1707年最後の噴火から現在まで311年静穏化

また「大噴火」は「大地震」と関連している可能性・・・貞観大噴火[貞観地震の5年前]、宝永噴火[宝永地震の49日後]に起きています。

ただし「たった数千年の歴史文献のみで正確な発生周期を予想するのは難しい」でしょう。

考察

最後に気になる点をまとめておきました。

  • 1000年代に入り発生周期が延びているのではないか。(数百年単位)
  • 前回から300年以上噴火していない=地下でマグマがエネルギー貯めているのではないか。
  • 東日本大震災の影響、切迫している東南海地震との関連は?

特に、日本列島の地震活動期と300年の沈黙が重なっていることに不気味さを感じるのであります。

>富士山噴火と東南海地震との関連を調べる