緊急地震速報は震源直下だと間に合わない(大阪北部地震)




2018年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする「M6.1&深さ13Km」の規模の大きな地震。

緊急地震速報の発令と(震源地付近)で受信するまでの時間差を調べてみました。

まずは映像。

Youtubeに投稿された「地震発生の瞬間から緊急地震速報のアラームが鳴るまで」の動画です。

タイトル「大阪府北部地震 震度6弱の瞬間 中央環状線 茨木市」

動画の開始から時系列で並べると

  • 7時58分37秒頃~:地響きのような轟音と同時に最初の地震波到達(P波?)
  • 7時58分39秒~42秒頃:激しい揺れ到達(S波?)
  • 7時58分43秒:緊急地震速報のアラーム鳴る

の流れ。

この映像を見る限り「警報」より先に「地震」の方が早く到達しているのが分かります。

撮影地点が「茨木市三沢小橋交差点」とのことで、震源地からの距離はおよそ「3Km」の近さでした。

次に気象庁報道発表資料を見てみます。

緊急地震速報の内容

(出典:気象庁報道発表資料 平成30年6月18日07時58分頃の大阪府北部の地震について)

気象庁によりますと地震第一波の検知時刻は、

  • 7時58分38.7秒

となっていますね。そして第1報を発令したのが、

  • 7時58分41.9秒

検知→計算→発令までのタイムラグ3.2秒です。

(上の動画を参考に)そこからさらに各メディアや個人の携帯端末へ情報が伝わるまで「1秒(7時58分43秒)」ほど時間を要することも分かりました。

つまり(前々から伝えられていたことですが)

「緊急地震速報は震源地近くの人には間に合わない」

のが改めて確認できたのであります。

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