トルコ共和国の通貨「トルコリラ」が暴落しています。
主な急落の原因は、
- インフレ抑制の利上げをしない
- 米国人牧師問題(アメリカの経済制裁)
による影響とのこと。逆に牧師問題が解決し、金利を引き上げれば通貨が買われ「急騰(トルコリラ高)」に転ずる可能性があるわけです。
「米ドル/トルコリラ」、「トルコリラ/日本円」それぞれのチャートを確認してみます。
日足のUSD/TRYチャート
※チャート上昇↑は米ドル高、つまりトルコリラ安を意味します。
インフレによる緩やかな上昇の流れだったものから、8月に入り急上昇へ(米ドル買い/トルコリラ売り)
さらに以下チャートで中長期の移動平均線の位置を表示させてみました。
青線が200日移動平均線、赤線が500日移動平均線です。
既にどちらの移動平均線も上抜け、大幅乖離していました。流れは完璧に米ドル高/トルコリラ安。
日足のTRY/JPYチャート
※チャートの下落はトルコリラ安/円高を意味します。
続いてトルコリラ/日本円(TRY/JPY)チャート。
米ドル買いトルコリラ売りの影響を受けて日本円も一緒に買われています。トレンドは「円高&トルコリラ安」で一方的な流れで止まりそうもない。
今、買う(売る)と危険なので止めた方がよい
ここまで価格変動が激しい通貨を売買するのは投資というより投機に近いよなと。
一時的な調整&反発を狙って逆張り、トレンドフォローの順張りも損失出すリスク高すぎでしょう。
SBIFXもトルコリラのスプレッド縮小キャンペーン中止しました。
逆に、「スプレッドが急拡大」「大幅スリッページ発生」の注意喚起を発しています。