「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」それぞれのトレードスタイルに対応できる光インターネット回線について、個人的な考えを書いてみます。
まず「スキャルピング」「デイトレード」に共通して求められるインターネット環境条件
- 安定した常時接続(通信切断しない)
- 通信容量より応答速度(Ping値)が重要
です。確実な売買注文の執行には安定した接続が必須、また成行・逆指値注文のスリッページ(レート配信ズレ)を防ぐため通信速度も大切になります。チャートやレート(単なる数字)送受信自体は動画と違い軽いので通信容量はそれほど問題にならないでしょう。
「スイングトレード」に関しては注文発注に余裕が持てるので、上記のような厳しい通信環境の要求ありません。
光回線の配線方式と各トレードとの相性
そこでマンションで見られる光ファイバーの配線方式との相性を考えます。
配線方式の違いは以下リンクを参考。
※マンションの光ファイバー配線方式(VDSL方式・LAN配線方式・光配線方式)の比較
VDSL方式
VDSL方式はマンション共用施設から各部屋までメタル回線を敷いているため、不安定なスピードや突然の通信障害リスクというトラブルに見舞われる可能性あります。
- スキャルピング→×
- デイトレード→△
- スイングトレード→〇
なのでスキャルピングには不向き、デイトレもおすすめできません。
LAN配線方式
マンション共用施設から各部屋までLANケーブルで繋げる方式。複数人で光回線を共有するためヘビーユーザーがいた場合、一時的に速度が遅くなる可能性あります。※特に夜間。
- スキャルピング→〇
- デイトレード→〇
- スイングトレード→◎
ただし、この方式でデイトレード(株式投資・FX)を禁止するプロバイダも存在するので注意が必要。ププロバイダの利用規約をよく確認しましょう。
※デイトレードを利用禁止しているプロバイダーもあるので光回線選びは注意
光配線方式
マンション各部屋すべてに光ファイバーで接続する方式。通信品質&スピードとも安心して利用できます。
- スキャルピング→◎
- デイトレード→◎
- スイングトレード→◎
3つのトレードスタイルで最もおすすめ。弱点を挙げると(マンションの場合)光配線方式かどうか選べない点です。光配線方式にこだわるなら一戸建てか低層アパートを選択肢に入れるべきでしょう。