ドメイン登録業者のドメイン市場シェア




※参考:ドメイン登録業者の価格競争と料金を比較。

国内ドメイン登録事業者のドメイン登録数シェアを調べてみました。

まず調べる以前に、

お名前.comをはじめとした「GMO系」が圧倒的に強いであろうと。

価格競争力、広告宣伝力を見てもお名前.comをはじめ高いシェアを確保しているであろうと予想できます。

事実、「ドメイン登録シェア50%になりました(2005年7月)」とGMO社長さんブログ(kumagai.com)が述べています。

業者別の市場シェア

1社ごとのシェア及び正確な統計データを公表されている機関が無いため、総務省の情報(推計値)を参考にしました。(※資料 ドメイン名の管理・運営の在り方に関する検討)

若干古めですが2013年と2014年の比較になります。内容をまとめると、

2013年時点(過去)

  • 日本国内ドメイン登録数:約437万件
  • その内133万件(約30%)がccTLD「.JP」ドメイン。304万件(約70%)がgTLD(.com/.net/.org等)。

gTLDシェア(com/net/org/info/bizなど)

com/net/org/info/bizドメイン登録シェア

  • GMOグループが93%(284万件)のシェアを獲得。
  • 残り14社※で7%(20万件)を争っている。

※ネットオウル、ファーストサーバ、JPRS等

ccTLDシェア(.jpなど)

.jpドメイン登録シェア

.JPドメインについては、

  • GMOグループが38%(50万件)のシェアを獲得
  • 残り624社※で62%(83万件)のシェアを保有

※paperboy&co.デジロック、さくらインターネット、NTTcom等

 

2014年時点(最新)

続いて2014年度の推計値。

  • 日本国内ドメイン登録数:約490万件
  • 136万件(約28%)がccTLD「.JP」ドメイン。354万件(約72%)がgTLD(.com/.net/.org等)。

gTLDシェア(com/net/org/info/bizなど)

com/net/org/info/bizドメイン登録シェア

  • GMOグループが94%(334万件)
  • 残り15社※で6%(20万件)

※ネットオウル、ファーストサーバ、jprs、PSI等

1年前と比べてGMOグループが1%シェアを伸ばしてきました。他社は以前苦しい状況。

ccTLDシェア(.jpなど)

jpドメイン登録シェア

  • GMOグループが37%のシェア
  • 残り632社※で63%のシェア

※IIJ、ニフティ、さくらインターネット、NTTcom等

逆に.JPドメインはGMOがシェアを1%落としたようです。

感想

全体的にみるとやはりGMOグループの一強&多弱で間違いないようです。

また.com.netなどは取得料金&更新が安く、.jpは高い。あるいは個人が登録するのか法人が登録するのかで業者を選択する基準も変わっているのではないかと思われます。

日本にGoogleドメイン参入

そして2017・2018年以降~Googleが本格的にドメイン事業に参入するはず、

その時、国内ドメイン登録シェアはどう変化するか注目です。

個人的な予測、

  • 法人はGoogleドメインに流れる
  • ITリテラシー(個人情報に敏感)の高い個人もGoogleに流れる
  • しかしGMOは高シェアを維持し続ける

と思われます。

Google Domains。日本でもGoogleのドメインを取得可能

ドメイン登録業者の価格競争と料金を比較。