中国で感染が拡大していたアフリカ豚コレラ。日本でも感染を確認されたということで、「豚コレラ」とは何か?様々な情報ソースから特徴を調べてみました。ちなみに「ぶたコレラ」ではなく「とんコレラ」が正しい読み方だそう。
豚コレラとは
- 豚やイノシシが感染し、感染力&致死率(100%)が極めて高い。
- 感染豚との接触やダニ媒介などによって拡大する
- 有効なワクチンや薬品はなく、殺処分しか方法がない。
- 人間には感染しない。ウイルスに感染した豚肉を食べても感染しない。
人にはうつらない病気とのこと。また各情報源から「牛」や「ニワトリ(鳥類)」にも感染しないと想像できます。養豚業者の被害は甚大。
海外での発生状況
- アフリカ豚コレラは2007年にアフリカで初確認、その後ヨーロッパ、ロシアへ広がる
- 中国では5省に拡大、3.8万頭以上を処分された。
- 韓国済州島で豚コレラ発生。
- 韓国で旅行者が持ち込んだ加熱済み加工食品からアフリカ豚コレラウイルスを確認
加熱加工してもウイルスが死なないほど感染力が強い?
感染経路は病名の通りアフリカ発生源→東ヨーロッパ→東アジアへと拡大したと思われます。
日本国内では
- 日本(岐阜市)の養豚場で感染を確認、約600頭を処分。
- 日本での陽性は26年ぶり。
- 野生のイノシシの死骸からも豚コレラウイルスを検出
- 日本で過去に発生したものと遺伝子配列が違う(つまり外国から侵入してきた可能性)
- ただし中国のアフリカ豚コレラの感染ではない。
以上です。
また豚コレラの感染国、非感染国(清浄国)の地図が農林水産省より公開されていました。
(出典:農林水産省http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/attach/pdf/index-14.pdf)
ピンク色が感染している国、空白(白色)が発生していない国。(2018年9月時点)
主要国で清浄化しているのは「イギリス」「フランス」「ドイツ」「オーストラリア」「ニュージーランド」「カナダ」「アメリカ」あたりですね。西ヨーロッパ、オセアニア、北米では侵入を食い止められているようです。
感染経路は・・・
個人的な予想です、、
- 鳥類(渡り鳥)によりウイルスが運ばれた。例えば感染したダニが鳥に付着するなど。
- 豚の餌にウイルスが混入していた。餌の輸入or輸出による国際的な拡大・・・
この辺の可能性が疑われるのかなと思います。