ここ最近、国内外自動車メーカーにおける不正が相次いて発覚しています。これら不祥事が起こるとメーカーのブランドイメージが傷つき顧客離れや株価に影響を与えるものですが、あまりに数が多いので情報収集が追い付かない状況です。
そこでメーカー各社の不正の有無、違反した内容をわかる範囲で整理してみました。
不正が見つかった会社
スバル
- 燃費・排ガスの抜取り検査で不正を1869台確認
- ブレーキ検査でも数値の改ざん発見
- 社内規定任命者以外の者が完成検査の一部を実施していた
日産自動車
- 燃費・排ガスの測定データ書き換え913台
- 無効な測定結果を有効と書き換えた690台
- 社内規定任命者以外の者が完成検査の一部を実施していた(6工場)
SUZUKI
- 四輪車の抜取検査で測定モードに合わせられず失敗したものを有効にした。(12819台中6401台)
- また過去に測定結果を書き換えた事例発見。
マツダ
- 1875台中72台で運転が測定モードに合わせられず失敗した車を有効に処理
ヤマハ
- 335台中7台で運転が測定モードに合わせられず失敗した車を有効に処理
アウディジャパン
- 燃費・排出ガス検査で失敗したものを有効と測定し処理。抜取り検査した692台中37台。
不正が見つからなかった会社
以下の会社では「今のところ」検査違反は発見されていないとのこと。但し、メーカー側からの報告なので正確な情報ではない可能性もあり。穿った見方をすると不正を報告している会社は正直・・・と捉えることもできるでしょう。
国内メーカー
- トヨタ自動車
- ホンダ
- 三菱自動車
- いすゞ自動車
- 川崎重工業
- 極東開発工業
- 日野自動車
- ダイハツ工業
海外メーカー
- BMW
- ジャガー・ランドローバージャパン
- フォルクスワーゲン
- プジョーシトロエン
- ポルシェ
- ボルボ
- メルセデスベンツ
- ルノー