クロネコ宅急便、ゆうパック、佐川飛脚便など国内宅配サービス会社ごとに占める市場シェアを調べてみました。参考にしたのは国土交通省の発表資料。
宅配会社別の市場シェア
サービス(会社名) | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
クロネコ宅急便(ヤマト運輸) | 46.7% | 46.9% | 43.6% |
飛脚宅配便(佐川急便) | 32.3% | 30.6% | 30.0% |
ゆうパック(日本郵便) | 13.8% | 15.9% | 20.8% |
カンガルー便(西濃運輸) | 3.6% | 3.3% | 3.1% |
フクツ―宅配便(福山通運) | 3.3% | 3.1% | 2.4% |
その他 | 0.2% | 0.2% | 0.1% |
※参考:国土交通省の「宅配便等取扱個数調査及び集計」
※2016年10月からゆうパケット(日本郵便)を宅配便に含めて集計されています。
グラフ化すると
上の表を見やすくグラフ化してみました。
ヤマト運輸
まずクロネコ宅急便のヤマト運輸。15年、16年と46%台後半を維持していたものの、17年に43.6%へシェアを3%ほど減少させています。これは「取り扱い荷物の急増」及び「セールスドライバー人材不足」による運賃値上げの影響が響いたものだと思われます。
佐川急便
続いて佐川の飛脚宅配便。佐川急便も32.3%→30.6%→30.0%と毎年ジリジリと数字を落としていました。ただ3割ほどシェアを確保しています。法人向け荷受けに特化した戦略。
日本郵便
最もここ数年でシェアを伸ばしたのが日本郵便のゆうパックでした。13.8%→15.9%→20.8%と右肩あがり。2割台まで市場を獲得しています。クロネコ宅急便の減らした分、ゆうパックに流れたのかと。ネット通販の小口荷物を多く取り扱っている印象があります。
問題は荷物急増とサービス品質維持を両立できるかどうかでしょうね。