地震が頻繁に発生する地域で有名な北海道浦河沖で大きめな地震が発生。
気象庁によりますと、
- 発生日:1/14 12:25
- マグニチュード6.7
- 震源の深さ 52Km
- 地震タイプは逆断層型
だそうです。
Hinet(高感度地震観測網)で直近24時間以内に発生した地震を調べてみました。
(出典 防災科学技術研究所:http://www.hinet.bosai.go.jp)
緑の大きな○印がM6.7の震源。その直後から余震と見られる小地震(M1以下)が複数発生しているのが確認できます。
さらに浦河沖で起きた地震を過去30日間に延長してみると、
(出典 防災科学技術研究所:http://www.hinet.bosai.go.jp)
やはりこのエリアは小規模な地震が密集しているのがわかります。あと震源の深さが50Km前後に集中しているのも1つの特徴なのでしょう。(プレートが沈み込んでいる付近)
気になる震度は
さらに注目してみたポイントはマグニチュードと震度(揺れの大きさ)の関係。
震源に近い浦河町、函館市が震度5弱と大きな揺れを観測したのは当然として、
距離のある札幌までどれだけ揺れが伝わったのかというと、
震度4
- 札幌北区
- 札幌東区
- 札幌白石区
- 札幌南区
- 札幌厚別区
- 札幌手稲区
- 札幌清田区
震度3
- 札幌中央区
- 札幌豊平区
- 札幌西区
だそうです。地区によって震度が異なるのは、地盤の強さによるものなのでしょうか。
よりマグニチュードが大きい地震が発生すると
今回わかったことは震源50Km&M6.7のような中規模クラスでも震度4の揺れが札幌まで伝わるということ。
つまり北海道の太平洋側で「震源の浅いM8クラス」の巨大地震(プレート境界型)が起こると、
札幌でも「震度5強~6」レベルの人的被害が出る揺れに襲われる可能性が高いと思われます。
※注意
浦河沖=「うらかわおき」と読むそうです。「うらがおき」と誤読していました。