「投資(株式投資やFX)で勝つのが難しい理由」のつづき。
人間には潜在的な投資で負けやすいバイアスが備わっていて、何も考えず本能のままにトレードするとお金を失うわけです。今回、それらを回避し投資で資産を築くアイデアを提案。
投資で負ける人間のバイアス(心理・メンタル)
損失回避バイアス、コンコルド効果(サンクコスト効果)、現在志向バイアス…多くの投資家がトータルで勝てない理由がこれ。
- 損失回避バイアス
- コンコルド効果(サンクコスト効果)
- 現在志向バイアス
損失回避バイアスは「負けることを恐れ、認めたくない心理。」含み損を損切できずさらに損失幅を拡大させてしまう原因になります。別名塩漬け。
コンコルド効果(サンクコスト効果)は「負けを取り戻そうと無謀な投資を継続してしまう心理」負け…負け…負け…と連敗を繰り返し負の連鎖にはまります。別名ポジポジ病、難平。
現在志向バイアスは「長期的な大きな利益より、目先の小さな利益を優先してしまう心理」わずかな利益が出た瞬間に利確してしまい、小さく勝って大きく負ける典型的なコツコツドカンタイプです。
つまり本能のまま売買すると高い確率で損失を出します。
絶対守るべきトレードルールを決めること
投資で利益を出すには「私には負けやすい投資家の心理・メンタルを持っている」を理解した上で回避するためのルール作りをする必要があります。
具体的には
- 〇〇連敗したらその日のトレードを辞める
- 必ず逆指値注文(ストップ注文)を入れて、強制的に損切りをする。
- 〇〇分(〇〇日)以上は必ずポジションを保有する
など、自分の中で絶対的なルールを決めることです。
例えば3連敗したら今日のトレード終了する。「連敗する」ということはその日の相場観が合っていない証拠。これ以上売買すると損失を膨らませるだけなので潔く撤退するべきでしょう。
小さく負けて大きく勝つ(損小利大)に役立つのが、逆指値注文とポジション保有時間の設定。
逆指値注文(ストップ注文)を入れ機械的に損切りしてもらうことで、取り返しのつかない大損出すのを防ぎます。
またロウソク足(分・時間・日足等)が確定するまで「〇〇分(〇〇日)以上は必ずポジションを持つルール」を決め、大きな利益獲得を目指します。
デイトレードで「小さな利益が出たら即利食いしてしまう病」に悩まされる場合は、キッチンタイマーを使うアイデアもあります。キッチンタイマーを10分に設定し、アラームが鳴るまで絶対に利益確定しないことです。