前回の「日本の「雪」や「雪あそび体験」したい外国人観光客の需要。」に続いて、今度は「日本でスキー」を体験したいインバウンド需要を分析してみます。
「日本 スキー」を検索している国
googleトレンドを使い、各国言語「日本 スキー」とキーワード検索している海外の国を調べてみました。
- 青色=japan ski(英語)
- 赤色=日本滑雪(中国語・漢字)
- 黄色=일본 스키(韓国語)
- 緑色=สกีญี่ปุ่น(タイ語)
- 紫色=Ski Jepang(インドネシア語)
検索ボリュームで見ると英語圏が最も多く、続いて中国語圏という結果に。韓国語、タイ語、インドネシア語ではそれほど興味持たれていないようです。
英語「Japan ski」で検索している国
英語でJapan skiで検索している海外の国はどこがというと、
- 1位オーストラリア100
- 2位シンガポール95
- 3位ニュージーランド67
- 4位香港29
- 5位カナダ12
- 6位ノルウェー12
- 7位デンマーク12
- 8位マレーシア11
- 9位イギリス9
- 10位日本8
- 11位タイ8
- 12位スイス8
- 13位アメリカ6
- 14位フィリピン6
- 15位韓国6
オーストラリア、シンガポール、ニュージーランド、香港の順番でした。興味深いのはカナダ、ノルウェー、デンマークといった雪国(スノーリゾート)からも検索されていること。どうも「Japowが海外で人気らしい」と関係ありそうです。
中国語「日本滑雪」で検索している国
- 1位香港100
- 2位台湾69
中国語で「日本滑雪(日本 スキー)」と検索しているのは香港、台湾の順でした。
中華圏では台湾より香港の人の方が雪に対する好奇心が強いようです。
「雪を見たい」と「スキーをしたい」需要の違い
「日本の「雪」や「雪あそび体験」したい外国人観光客の需要。」と比較すると、所得の高い国(先進国)から「日本のスキー」需要が多い印象。
一方、東南アジアの発展途上国は「はじめて雪を見たい、とりあえず雪を体験したい」という人々が大多数なのではないかと。