社員の給料を上げれば株価が下落し、リストラしてコスト削減すれば株が買われる…これが現実。
※参考:【株価下落要因】人件費が上がると株価が下がる。投資家と労働者は対立する存在か。
ディズニーがリストラ策公表
米国ウォルトディズニーカンパニー社(DIS)が従業員の削減(解雇)を含む大規模リストラ策を発表しました。
主な内容は
事業再編計画で55億ドル(約7200億円)のコスト削減する
従業員の約3%にあたる7000人を人員削減する
というもの。
で、投資家達はどう判断したかというと、
発表後の株式市場の反応
マーケットはディズニー株の買いで応えました。
リストラ策を好感、引け後の株価は約9%の上昇
※その後は利食いの売りが入り元の株価に戻った。
メディアの反応
- ディズニー、リストラ策を好感し株価上昇-SBI証券
- 米投資家、委任状戦を撤回、ディズニーリストラ評価-産経新聞
と各種メディアも人件費含むリストラ策が好感されていると報じています。
投資家と労働者は相反する存在か
経営者(株主)側にとって会社最大のコストは人件費。
- 賃金&人件費(販売管理費)が上がれば営業利益が減少する。
- 逆にリストラすれば営業利益が増加する。
収益力が増せば投資家の分配が増えるという非常にわかりやすい構図。
やはり投資家と労働者は対立する存在なんだろうなと。