タイパ、時短時代に求められるビジネスとマーケティング(需要)




若い世代を中心にタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する生活スタイルへ変わりつつあります。この流れは若い世代だけでなく、何れ全世代に広まって行くだろうと予想できます。

いかに時間を節約し、効率的に暮らせるか「タイムイズマネー、時間は有限」の時代に求められるビジネスモデルやマーケティングを考えてみます。

タイパ時代の需要(ニーズ)

まずはタイムパフォーマンス時代に起こりそうな価値観の変化、消費行動について。

冷凍庫&冷凍食品(食事時間の節約)

料理を作る手間暇から冷凍食品とそれを大量保存する冷凍庫が売れる(すでに流行りつつある)と予想。

1日3食の食事には多くの時間を費やしており、

例えば

  • スーパーで買い物をする時間
  • レシピを考える時間
  • 料理をする時間
  • 食事の後片付けをする時間(皿洗い等)
これらすべてタイパの悪い無駄な時間と捉えられる可能性があります。

郊外の戸建住宅より駅近マンション

次に郊外の一戸建て住宅より、駅から近いマンションの需要が高まると予想。

■郊外の広い一戸建ての場合

  • 駅から遠い(移動時間の無駄)
  • スーパー、コンビニ、病院が遠い
  • 自動車(マイカー)が必要になる
■駅近のマンションの場合
  • 駅まで徒歩圏(移動時間が短い)
  • スーパー、コンビニ、病院が近い
  • 車を持つ必要ない
と最寄り駅やお店への移動時間を節約できる便利なマンションを好むようになるはず。

広い一戸建てよりコンパクトなマンション

また広い一戸建てよりコンパクトなマンションが選ばれるでしょう。
部屋が狭いほど物を持たずに済み、掃除する手間が省け、光熱費も節約できるからです。

物を持たない、ミニマリスト的な生活

物をたくさん持つと選択支が増え、それを選ぶのに時間が掛かります。

例えば、たくさん洋服があれば今日何を着て行こうか迷うでしょう。

数着しか洋服を持っていなければ、今日着て行く服を迷う必要がなくなります。

つまりタイパを重視する人々は「所有する物を厳選し、こだわりのある物だけ買う」ミニマリスト的な生活スタイルになるのではないかと。

流行りそうなビジネスモデル3つ

つづいてタイパのニーズに応えられそうなビジネスモデルを三つほど。

ニュースのショート動画

毎日起きているストレートニュースを短くまとめたショート動画(30秒~1分)を配信するビジネス。日本のニュース、海外のニュース、地域密着(地元)のニュースなどを効率よく聞き流せるコンテンツは需要あると思う。

24時間の移動式美容室、カット専門店

10分1000円カットで成功したQBハウス的なヘアカット専門店&美容室、それを移動式に発展させたもの。
好きな時間(24時間)にスマホアプリで予約しておくと、ヘアカット移動車が自宅前まで来てくれ短時間に整髪してくれる。美容室(理容室)での待ち時間、お店へ来店する時間を節約できる。
法規制の壁をクリアできれば、忙しいビジネスマン、主婦だけでなく高齢者にもニーズありそう。

洗濯代行サービス

スマホアプリで予約すると自宅前まで洗濯物を取りに来てくれて、翌日には綺麗に洗濯(折り畳んで)して届けてくれるサービス。週1回(月4回)まで月額4000円以下のサブスクサービスなら需要開拓できそう。
洗濯代行の利用者側のメリットは
  • 「洗濯→乾燥(干す)→回収→収納(畳む)」無駄な家事から解放
  • 自宅に洗濯機を置く(買う)必要もない
  • 電気代、水道代掛からない。
  • 洗濯洗剤、物干しハンガー等も不要
を考慮すれば合理的なサービスだと思います。
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