不動産会社による個人情報漏洩事件とそれに対する個人ができる対応策を考えてみました。
1月25日、東証プライム上場の不動産管理会社、株式会社ジェイエスビー(3480)が「当社従業員による個人情報漏洩」についてのプレスリリースを公表しました。
(出典:株式会社ジェイ・エス・ビー)
主な内容は、
- 管理物件契約者の個人情報の一部が漏洩した可能性
- 漏洩した情報(名前・生年月日・性別・住所・電話番号・在籍校・年収・世帯年収)
- 会社の従業員が顧客管理システムにアクセスし情報を持ち出した
- 顧客情報を使い第三者からの勧誘(ウォーターサーバー等)に利用された
という流れ。また、
- 会社側は警察への相談とともに、国土交通省などにも報告しているとのこと。
おそらく社員がお金目的で個人情報を名簿業者に売り、それを第三者の業者が悪用するという典型的な流出パターン。
個人情報漏洩を完全に防ぐのは無理
まず企業が保有する個人情報を完全に守るのは不可能と考えるべきで、よほどの大企業(お金かけてセキュリティ対策実施)でない限り、ハッキングの被害、社員の情報持ち出しリスクは防げないと思われます。
自分でできる対策は「住所と電話番号の管理」
そこでできる限りの対応策といえば個人情報が洩れる前提で自分の情報を提供することかなと、
まず、
- 名前・生年月日・性別
は変えられないので対策施しようがないとして、
「電話番号・住所・年収」は自分でコントロール可能なはず。
具体的には、
- 電話番号を捨て番にする
- 住所を定期的に変える
- 年収を正確に伝えない
あたりです。
格安SIMやプリペイド携帯を契約(2台持ち)し、使い捨ての電話番号を利用する。また(持ち家だと難しい)定期的に住んでいる場所を変える。年収を正直に答えないなど。
住んでいる場所と電話番号さえ知られなければ、相手側(業者)は勧誘しようがないわけです。