商品の値上げからの節約志向で飲み物買わなくなる悪循環により、飲料メーカーの経営はかなり厳しくなりそうな予感。
DYDO(ダイドーグループホールディングス)が発表した1月の飲料販売状況、前年同月比で合計-11.1%の大幅減とのこと。
※前年同月比
※稼働日は1日少ない
内訳を見ると、
自動販売機での売上本数
- コーヒー飲料:-8.3%
- その他飲料:-5.4%
- 合計:-7%
流通での売上本数(コンビニ、スーパーなど)
- コーヒー飲料:-23%
- その他飲料:-31.8%
- 合計:-25.9%
自販機、流通…そしてコーヒー飲料、その他飲料ともすべてマイナス。特にコンビニ、スーパー、ドラッグストア等での販売の減少率が目立つ。
売れない原因
飲料が売れなくなった理由はもう明らかで、
「インフレ(原材料費高騰)」→「値上げ」→「節約で買わない」
しか考えられません。
ダイドーは昨年10月1日から流通向け飲料(コーヒー、お茶)を9%~25%値上げ。さらに10月21日から自動販売機飲料の6割を9%~25%値上げすると公表していました。
その消費者の答えが「買わない選択」だったのではと。
たしかに缶・ペットボトル飲料は生活必需品ではないため、真っ先に節約対象となるのかもしれません。
飲料メーカーにとっては厳しい時代が来そうです。