長時間スポーツ観戦&ライブ動画配信サービスは衰退するかも【チケット販売・サブスクは儲からない】




 「試合会場に足を運んで生でスポーツを観戦する」

「有料動画配信サービスを契約しライブで試合を視聴する」

これらの習慣は何れ衰退する予感、

チケット(又はサブスク)を購入しスポーツを見るビジネスモデルは難しくなるのではないかという話。

理由はタイパ

最大の理由はタイムパフォーマンス。娯楽が多様化し、大量の動画コンテンツで溢れる中で人々(若者を中心に)は時間の節約、効率化を重視してきているから。
切り抜き動画やファスト映画に人気が集まるのもその一つで、
日々、大量のコンテンツを吸収するにはひとつひとつを短時間にまとめた動画(ショート動画)に需要が移りつつあると感じます。

長時間の試合観戦に耐えられない

熱狂的なファン、一部コアなファン層はお金を払ってでも試合を見に行くし、有料契約でライブ配信動画を利用するでしょう。
ただそれは極少数で、大多数の人々ははたして2時間~3時間の長い試合時間に耐えられるのかどうか。

フル観戦よりダイジェスト動画

試合開始から終了までフルで視聴するより、「試合のハイライト」や「特定の選手の活躍シーン」を数分にまとめた動画の方がアクセス数(需要がある)を稼げるという現実。
例えば大リーグだと「大谷翔平がホームランを打つシーン」「奪三振シーン」だけまとめたハイライトを見れば満足してしまう…。
サッカーであれば「得点シーン」「特定の日本人選手の活躍シーン」だけまとめた動画で十分満足だと。
時代の流れがそうなって来ていると感じます。(自分を含めて)

ビジネスモデルに限界

となると従来のチケット販売や有料動画配信で稼ぐビジネスモデルは難しくなってくるのではないかと。
コアなファン層にだけチケット販売しても売り上げに限界が来ると思うし、ハイライト動画を有料化したら…おそらく誰も購入してくれない。さらにハイライト動画で満足する人々はグッズ販売も期待できない。
チケットやサブスクで儲からないなら、あとはスポンサー(広告)収入くらいしかマネタイズ手段思いつきません。
※関連:タイパ、時短時代に求められるビジネスとマーケティング(需要)