分スキャや秒スキャといわれる短期売買を繰り返したときに口座凍結される危険度を、FX会社ごとに分類。また具体的なロット数や頻度、時間(何秒、何分)などの基準も予想してみました。
※注意:あくまで個人的な見解です。
絶対に口座凍結されないスキャルピングOKなFX会社
まずはスキャルピングしても口座凍結される可能性が極めて低いであろう会社です。
特徴はインターバンク直結(NDD方式)し、変動スプレッドを採用していること。そして外付け手数料又はスプレッドコストを上乗せしている業者。具体的には以下の3社。
- サクソバンク(アクティブトレーダーコース)
- デューカスコピージャパン
- インヴァスト証券(100万通貨以上)
サクソバンク(アクティブトレーダーコース)とデューカスコピージャパンは顧客からのオーダーをインターバンクに直接カバー取引し、外付けで取引手数料を徴収しています。インヴァスト証券はインターバンクのレートに0.2pips分(スプレッドコスト)上乗せして約定する仕組み。
これらの会社は顧客がトレードするほど利益になるのでスキャを歓迎しています。
※参考:NDD方式のFX会社。DD方式との違い。
口座凍結されにくいであろうFX会社
次に「おそらく口座凍結されにくい…」であろうとおもわれる4社。
- FXプライムby GMO
- GMOクリック証券(大口モード、EXモード)
- ヒロセ通商(大口注文)
- SBI FX
FXプライム、GMOクリック証券の大口モード、ヒロセ通商の大口注文はスプレッドをかなり広めに設定している為、スキャルピングのような高頻度&大量注文を出されてもカバー取引で損失を被らないと思われます。(FXプライムはスキャルピング可能と謳っています)
SBI FXは少し特殊で、親会社であるSBIリクイディティマーケットに全注文をカバー取引する仕組み。SBIリクイディティマーケット側で処理しきれない程の大量注文、短期売買だと凍結される可能性あります。
口座凍結されるリスクのあるFX会社
最後に口座凍結リスクに晒されるであろう業者。
特徴は原則固定&狭いスプレッドを提供しているDD方式。具体的にはドル円0.2pipsなど。これらの企業はマリー取引(買い注文と売り注文の相殺)で利益を稼いでいます。なので大量注文&スキャルピング取引されるとマリー(相殺)できず、インターバンクへカバー取引すると損失を被ります。
- GMOクリック証券
- ヒロセ通商
- 外為どっとコム
- 外貨EX
- DMM FX
- 外為オンライン
- その他ほとんどの国内FX業者
具体的な凍結の基準は…
具体的に何万通貨で何秒(何分)以内のトレードすると凍結されるのか…FX会社によっては短期売買・高頻度取引を禁止(取引制限)と定めているものの、明確な基準(目安)を公開していないので詳細は不明です。
ただ、あくまで個人的な感覚だと、
- 流動性の低下する時間帯(深夜・東京時間)や経済指標発表時のような時間帯に
- ドル円(原則固定0.2pips)のような狭いスプレッド通貨ペアで、
- 100万通貨単位の注文を発注又は連打(連続注文)し、
- 1分~2分以内に決済(秒スキャ)すると
限りなく凍結リスク高まるのではないかと予想。
一方、流動性の高いEUR/USD(原則固定0.4pips)の通貨ペアであればスキャルピングしても口座凍結されないかもしれません。なぜならカバー取引するインターバンクレートも0.4pips前後と狭くFX会社は損をしないので。